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モスフードサービス/3月期は都心回復・郊外ドライブスルー堅調で増収増益

2022年05月16日 10:30 / 決算

モスフードサービスが5月13日に発表した2022年3月期決算によると、売上高784億4700万円(前年同期比9.0%増)、営業利益34億7300万円(144.2%増)、経常利益36億3400万円(154.6%増)、親会社に帰属する当期利益34億1900万円(243.0%増)となった。

前年度に新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けた、都心立地の店舗が多い直営店の売上高が回復傾向にあることに加え、郊外のドライブスルーの店舗が多い加盟店の売上高が引き続き堅調に推移したことにより、国内モスバーガー事業の売上高は634億700万円(7.3%増)となり、営業利益については53億1000万円(28.9%増)となった。

国内モスバーガー事業では巣ごもり消費に合わせた各種施策などにより売上が堅調に推移し、海外事業ではコロナ禍においても着実に店舗数を伸ばした。その他飲食事業は前年度に不採算店の整理を行っており、業務効率化による収益性の改善に努めた。

全国一律、画一的ではなく、商圏や立地、客層、多様化するお客の利用動機に合わせて商品やサービス、店舗形態を変えていく取り組みを推進した。新たな生活様式に合わせたテイクアウト専門店や、標準店舗の8割程度の床面積でも出店可能なビジネスモデルとして小型店舗を出店した。1月にはテイクアウト専門業態としてよりフレキシブルな展開ができる、移動可能な「キッチンカー MOS50(モスフィフティ)」を導入した。一方で、くつろぎの場を提供する外食本来の強みを活かし、カフェメニューやデザートを豊富にそろえた「モスバーガー&カフェ」も展開しており、3月末までに50店舗となった。今後も引き続き、事業環境の変化に柔軟に対応できる体制を目指す。

国内モスバーガー事業の店舗数は、出店21店舗に対し閉店は30店舗で、期末の店舗数は1251店舗(前年度末比9店舗減)となった。

次期は、売上高850億円(8.4%増)、営業利益33億円(5.0%減)、経常利益34億円(6.4%減)、親会社に帰属する当期利益20億円(41.5%減)を見込んでいる。

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