松屋フーズHD 決算/3月期、新規出店・販売促進強化で営業利益2.6倍

2024年05月13日 11:10 / 決算

松屋フーズホールディングスが5月13日に発表した2024年3月期決算によると、売上高1276億1100万円(前年同期比19.7%増)、営業利益53億2200万円(262.5%増)、経常利益59億7800万円(52.7%増)、親会社に帰属する当期利益29億1500万円(132.3%増)となった。

<松屋フーズ>

新規出店では、牛めし業態51店舗、とんかつ業態7店舗、鮨業態4店舗、海外・その他業態10店舗の合計72店舗を出店した。一方で、直営の牛めし業態15店舗、とんかつ業態1店舗、すし業態1店舗、海外・その他業態5店舗の合計22店舗は撤退した。また、台灣松屋餐飲股份有限公司が連結対象会社となったことにより、既存店5店舗が加わり、期末の店舗数はFC店を含め、1265店舗(うちFC5店舗、海外15店舗)となった。

業態別内訳としては、複合化によるとんかつ業態からの牛めし業態への業態変更2店舗、その他業態から牛めし業態への業態変更1店舗、その他業態からとんかつ業態への業態変更1店舗を実施し、牛めし業態1034店舗、とんかつ業態184店舗、鮨業態12店舗、海外・その他の業態35店舗となった。新規出店を除く設備投資では、197店舗の改装(全面改装3店舗、一部改装194店舗)を実施したほか、工場生産設備などに投資を行った。

人材投資として、初任給の引上げ、ベースアップ、インフレ手当、奨学金返済支援制度の導入等の待遇改善に加え、従業員へのタブレット配布によるEラーニングの強化等の活動を展開した。

商品販売及び販売促進策では、農林水産省が立ち上げた『牛乳でスマイルプロジェクト』へ参画し、牛乳廃棄問題への取り組みとして「ホワイトソースハンバーグ定食」の販売のほか、新商品として「牛肉チャプチェ定食・チャプチェコンボ牛めし」「デミグラスソースハンバーグ定食」「ねぎたっぷりスパイスカレー」「ネギ塩牛焼肉丼」「炙り十勝豚丼」「マレーシア風牛肉煮込み~ルンダン~」等の販売、『平成レトロ復活メニュー』として「トンテキ定食」「トマトカレー」「チキン定食」を販売した。

さらに、台湾初上陸5周年記念企画「台湾フェア」として「鶏肉飯」、第3回復刻メニュー総選挙第1位「シュクメルリ鍋定食」を発売した。そのほか「牛焼肉・カルビ焼肉定食増量フェア」松屋アプリ冬の大感謝祭「Xmasプレゼント&お年玉キャンペーン」を実施。また、App Ape Award 2023リテール賞を受賞した松屋公式アプリにおいて、会員300万人達成記念として「ポイント2.5倍キャンペーン」「事前決済おトク祭り」を開催した。

次期は、売上高1365億円(7.0%増)、営業利益30億円(43.6%減)、経常利益36億5000万円(39.0%減)、親会社に帰属する当期利益12億円(58.8%減)を見込んでいる。

■松屋フーズの関連記事
松屋フーズ/新業態「麦のトリコ」神奈川県にオープン

王将フード 決算/4~9月増収増益、新規出店・DX推進

流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。

メルマガ無料登録はこちら

決算 最新記事

一覧

牛丼に関する最新ニュース

一覧

松屋フーズに関する最新ニュース

一覧

最新ニュース

一覧