キリン/クラフトビール提供「タップ・マルシェ」展開7000店へ
2018年10月01日 15:50 / 商品
キリンビールは、2018年末時点での「タップ・マルシェ」累計展開目標店舗数を約1割増の7000店へ上方修正する。
「タップ・マルシェ」は、「Marche(市場)」のように、個性豊かで多様なクラフトビールと多くの顧客が出会い、気軽に楽しめる「場」を実現することで、新たなビール文化の創造を目指す取り組み。
1台で4種類のクラフトビールの提供が可能な小型の4タップ・ディスペンサーを開発し、2017年4月の首都圏1都3県での展開を皮切りに、2018年3月には全国展開を開始し、今年9月時点では累計展開店舗数が全国で5000店を超えた。
導入されているクラフトビールは、「スプリングバレーブルワリー」(6商品)、「グランドキリン」(2商品)、「ヤッホーブルーイング」(3商品)、「ブルックリン・ブルワリー」(1商品)、「常陸野ネストビール」(3商品)、「伊勢角屋麦酒」(2商品)、「Far Yeast Brewing」(2商品)。
展開が好調な一方で、一部の飲食店からは、「Tap Marche」でのクラフトビール販売に意欲を持ちながらも「4タップ・ディスペンサーの設置場所や4アイテムの商品保冷場所が確保できない」といった、店舗内スペースの問題から導入を断念する声もあった。
今回、4タップ・ディスペンサーの導入に課題を抱える飲食店などへの提案として、既存ディスペンサーより約4割省スペースで設置できる2タップ・ディスペンサーを開発した。10月9日から本格展開する。
さらに、今年4月からは、店舗内でのディスペンサー設置イメージが掴みやすくなる「Tap Marche設置シミュレーションAR」も導入し、ディスペンサーの設置スペースに不安を抱いていた飲食店などに分かりやすくディスペンサーのサイズを提案できるようになっている。
■タップ・マルシェ
www.tapmarche.jp
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。