キリンビバレッジ/西新井警察署管内に「みまもり自動販売機」設置
2018年07月06日 15:30 / IT・システム
- 関連キーワード
- キリンビバレッジ
キリンビバレッジバリューベンダーは夏に、警視庁西新井警察署管内に、独自開発の小型カメラを内蔵した「みまもり自動販売機」を設置する。
7月3日に、両者で「防犯活動に関する覚書」を締結したことに伴う施策。
通学路や女性や子どもが集う公園、公共施設に加え、賛同いただける民間企業等への設置を進め、年内に30台を設置する。
飲料メーカーでは初となる商品サンプルに内蔵可能な小型カメラの開発により、人の目線での映像取得が可能となり、従来よりも映像確認がしやすくなる。
警視庁の調査によると、街頭防犯カメラの設置台数の増加に伴い、街頭犯罪認知件数は減少する傾向にある。
一方で、自治体や警察による防犯カメラの増設は、高額な費用や設置場所の制限により、思うように進んでいない実情もある。
そこで、「みまもり」を告知したPOPを取り付けた自動販売機を複数台設置することにより、地域の防犯意識を高めるとともに、万が一犯罪が発生した際の捜査の一助となることを目指す。
昨年、西新井警察署が管轄する足立区が都内での犯罪認知件数がもっとも多くなったことを受け、防犯カメラの設置台数を増やす施策を、西新井警察署がキリンビバレッジバリューベンダーに相談していた。
開発にあたっては西新井警察署から助言をもらい、画質や記録時間、映像提供までのスピードなど、警察が求める仕様とした。
カメラ内の記録媒体は西新井警察署の所有となるため、記録した映像はキリンビバレッジバリューベンダーでは閲覧できない仕組みとなっている。
そのほか、近年増加の一途をたどる「オレオレ詐欺」・「還付金詐欺」などの特殊詐欺撲滅に向け、キリンビバレッジ商品に啓発POPを取り付け、西新井警察署管内で開催されるイベントで、来場者に無料配布する。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。