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サミット/埼玉県「朝霞台店」大改装、新レイアウト・最新MD導入

2018年12月25日 15:20 / 店舗レポート

朝霞台店の2018年3月期の売上実績は17億円だった。改装後の売上目標について竹野社長は、「経営として投資計画があり、きちんと投資回収ができる計算はしているが、改装後の売上目標は明確には提示していない。売上は競合の特売などさまざまな要素で変化する。大切なことは、自社ができる最新の取り組みを既存店の従業員が知ることであり、地域のお客様にサミットとして提供できる最高の商品・サービスを届けることだ」と語る。

<青果と鮮魚売場の間にプロモーションコーナー>
青果と鮮魚売場の間にプロモーションコーナー

改装時に導入する施策については竹野社長は、「競合店がやっているから、うちも導入するという視点は一切ない。サミットしてどんな商品を提案したいのか、どんな売場を作りたいのか、店舗と本部がしっかりと話し合って決定している」という。

<青果コーナー内にマヨネーズ・ドレッシングを配置>
青果コーナー内にマヨネーズ・ドレッシングを配置

新規出店店舗やこれまでの改装店舗で好評な施策は可能な限り取り入れており、鮮魚売場では、丸魚の対面販売にも対応する「おさかなキッチンコーナー」を配置した。

<おさかなキッチンコーナー>
おさかなキッチンコーナー

これまでも丸魚の三枚おろしや開きといった調理に対応したが、オープンキッチンの「おさかなキッチンコーナー」を設けることで、より魚の下ごしらえを頼みやすくした。

地域特性にあわせ、半調理品、大型パック商品の品ぞろえを拡大し、週末は家族連れのお客に対応したイベントも実施する。

<ノントレーの鶏肉商品を導入>
ノントレーの鶏肉商品を導入

精肉売場では、新店や改装店舗で好評のノントレー商品を導入した。新たにノントレー包装機を導入し、鶏肉商品を中心に展開。トレーがなく、冷凍庫でかさばらず、ゴミの減量化につながることを訴求する。

ファミリー層の多い地域特性にあわせ、買い置きに便利な大容量商品の販売を強化し、まとめ買いのニーズに対応する。

<焼くだけの半調理品、鍋セットも訴求>
焼くだけの半調理品、鍋セットも訴求

青果・鮮魚・精肉売場では、時短調理のニーズに対応した半調理品や鍋セットなどを用意することで、時間のない子育て中のママや有職女性などの利便性を高めた。

<ワイン関連の生活雑貨も関連販売>
ワイン関連の生活雑貨も関連販売

関連販売では、ワイン売場内に贈答用につかえる紙のワインバックやコルクキャップなどの生活雑貨も提案する。

<玉子は冷蔵ケースに陳列>
玉子は冷蔵ケースに陳列

旧店舗では、玉子は納品什器をそのまま使用した効率的な販売方法を採用していたが、新店舗では、買い物環境と商品演出を重視し、冷蔵ケース内での陳列販売に変更した。

<家庭用品売場>
家庭用品売場

朝霞台店の最寄には、ドラッグストア「セイムス」も出店しているが、ワンストップショッピングの利便性を重視して、洗剤・シャンプー・紙おむつ・ペット用品などの家庭用品売場も充実させた。

<レジは全台セミセルフレジを導入>
レジは全台セミセルフレジを導入

レジは全台セミセルフレジを導入し、人手不足により採用が難しくなっている店舗スタッフの効率化を図った。

<トイレもリニューアル>
トイレもリニューアル

トイレもリニューアルし、女性用トイレには洗面化粧台を導入した。男女ともに温水便座を設けるなど、より快適な買い物環境を整えた。

リニューアルにあたり、朝霞台店には、「リニューアル完了 やるぜ!サミット」の垂れ幕が掲げられた。

竹野社長は、「店舗面積の制約など個店ごとにさまざまな条件があるが、今後も、計画的に既存店のリニューアルを行っていく。単に店舗年齢の若返りを図るだけでなく、5年、10年後も勝ち残れるような改装を実施し、社員のモチベーションを上げていきたい」と語った。

店舗概要
所在地:埼玉県朝霞市東弁財1-1-10
TEL:048-467-8641
開店:1997年3月
売場面積:1989m2
バックヤード:1158m2
延床面積:6632m2
駐車台数:146台
駐輪台数:140台
営業時間:9時~23時
年間休日:年2日
年商:17億円(2017年度売上実績)
従業員数75.3人(正社員17.5人、パートタイム・アルバイト社員57.8人)
※パートタイム・アルバイト社員は173時間/月=1人で計算

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