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横浜赤レンガ倉庫/リニューアルで新規・既存66店舗、来館目標650万人

2022年12月05日 13:54 / 店舗レポート

横浜赤レンガ倉庫(横浜市中区)は12月6日、リニューアルオープンする。5日報道向け内覧会を開催した。

<横浜赤レンガ倉庫2号館>
横浜赤レンガ倉庫

横浜赤レンガ倉庫は、今年で開業20周年を迎え、今年5月より大規模改修工事のため一時休館していた。今回、1号館、2号館ともに空調更新をはじめとした設備メンテナンス、館内の各種サイン、共用部を更新し、テナントも入れ替えた。

リニューアル後の来館者目標は、2019年度並の年間650万人と設定した。テナント数は66店舗(うち新規出店25店舗)、横浜・神奈川企業は20店舗。リニューアルコンセプトは「BRAND NEW “GATE”」で、横浜赤レンガ倉庫を、横浜と世界、日常と非日常、過去と未来をつなぐ新しい扉“GATE”と位置付けている。

<カフェのテラス席など充実>
カフェのテラス席など充実

横浜赤レンガの広報担当の木村理紗氏は「みなとみらいは、マンション建設が進み、人口が増えている。観光客だけではなく、地元の人にも訪れてもらえるよう、テナントではカフェを増やし、フードコートのテラス席においては、ペット同伴可能な席を拡充した。新規出店25店舗のうち8店舗が神奈川県・横浜市の企業で、地元らしさ、日常・非日常ともに楽しめる」と述べた。

横浜企業では、2号館1階に、クラフトチョコレートの「Chocola Meets」、バターサンドの「Huffnagel(フフナーゲル)」、「MILK MARCHE」が商業施設初常設店をオープンする。

<Chocola Meets>
Chocola Meets

「Chocola Meets」は、クラフトチョコレートを横浜市内の自社工房で、フェアトレードカカオを使用して製造。さまざまなアーティストが描いたパッケージも特長となっている。

<Huffnagel>
Huffnagel

「Huffnagel」は、横浜の洋菓子の老舗かをりの新業態となる。時空を結ぶホテルをコンセプトに開始したブランドで、オンライン販売・催事販売のみだったが、今回初の実店舗が登場するもの。

上質な素材を使用した10種類のバターサンド(1個税込み450円から)を、味ごとに異なるアンティーク調のパッケージで楽しめる。ギフトボックスにもこだわり、大人女性向けの手土産やプレゼントを想定している。

<MILK MARCHE>
MILK MARCHE

「MILK MARCHE」は、日本有数の牛乳生産地から、提供を受けた乳・乳製品を使い、季節ごとのデザートを提供する。

フードコートのイートインスペースを拡大

2023年1月下旬イベント広場に面する既存のカフェ店舗に加え、新たに出店するカフェ1店舗にテラス席を新設するほか、フードコートを一新。ペット同伴可能席を拡大する。

<さまざまな座席、デジタルサイネージを用意>
さまざまな座席、デジタルサイネージを用意

さまざまな利用シーンにマッチするよう、ゆったりくつろげるソファ席、気軽なハイカウンターなど、テーブル・イスを刷新した。

最新の店舗・イベント情報に加え、スポーツなどのコンテンツを放映するデジタルサイネージを4台導入した。

<横浜発企業のメニューなどそろう>
横浜発企業のメニュー

フードコート内の店舗では、既存の中華・シューマイの「崎陽軒」、オムライスの「横濱 たちばな亭」、グルメバーガー「KUA’AINA」のほか、サラダボウルの「WithGreen」、「本格パエリア専門店 MARIO」、韓国料理「NENE CHICKEN&JIJIMIGO」が新規出店する。

<本格パエリア専門店 MARIO>
本格パエリア専門店 MARIO

「本格パエリア専門店 MARIO」は、横浜・野毛のスペイン料理店「CASA DEL RIO(カサデルリオ)」の新業態。横浜赤レンガ倉庫に初出店する。オマールえびのだしで作ったブイヨンとパエリアに載せる魚介のだしを、炊き上げる米に惜しみなく吸わせて作られたパエリアを販売する。

<天然石オリエンタルジュエリー「kardia」>
kardia

また、1階では天然石オリエンタルジュエリー「kardia」、「生活とアートの融合」をテーマに活動する、東京・青山の複合文化施設「スパイラル」が運営するライフスタイルショップ「+S」Spiral Marketが新規出店する。

2階にサステナブル雑貨、横浜発の馬油スキンケア

<フィリピンのジュースの容器をリサイクルしたバッグ>
ジュースの容器をリサイクルしたバッグ

2階の衣料・雑貨・サービスのフロアも刷新。神奈川県初の「Sustainable Think.」がオープンする。フィリピンのジュースの容器をリサイクルしたバッグなど、フェアトレード商品を販売する。横浜赤レンガ倉庫は、リニューアルをきっかけに、サステナビリティへの取り組みをさらに強化しており、買い物を楽しみながらサステナビリティへの関心を高めることを支援していく。

<Bayu Factory YOKOHAMA>
Bayu Factory YOKOHAMA

横浜・元町に本店を構える「横浜馬油商店」の新業態「Bayu Factory YOKOHAMA」も登場。定番の馬油製品のほか、横浜赤レンガ限定で、生のバーム(1個税込み1320円、4個4400円)を取り扱う。

3階に大人のバーガー、ディズニーカフェが新登場

<SHOGUN BURGER>
SHOGUN BURGER

3階はレストランフロア。グルメバーガーの「SHOGUN BURGER」は、「大人のおやつにかぶりつく・未体験のバーガースタンド」をコンセプトに、手仕事で筋を取り除いた冷凍しない肉をオーダー後に丸め、熱々の鉄板で押しつぶして焼く「スマッシュ製法」で、和牛バーガーを提供する。

<Disney HARVEST MARKET>
Disney HARVEST MARKET

さらに、ディズニーの世界観を通じて、人にも社会にも地球にもヘルシーなモノを楽しみながら取り入れようという活動や理念を体感できるカフェ&ギフトショップ「Disney HARVEST MARKET By CAFE COMPANY」がオープンする。

「Japan Local」をコンセプトに、生産者と地域の共生を大切にして四季を通じた日本中の「おいしさ」を届けるため、使用食材のセレクト方法や、ディズニーが提唱する「塩分・糖分・油分・カロリー」などに配慮したバランスの良いメニュー、オリジナルグッズがそろう。

<UNI COFFEE ROASTERY>
UNI COFFEE ROASTERY

そのほか、1号館に、横浜エリアを中心にそれぞれに異なるコンセプトで店舗展開している「UNI COFFEE ROASTERY」の10号店が登場。横浜赤レンガ倉庫らしさを生かした、ブルックリンスタイルの空間でこだわりのコーヒー、横浜らしい「ナポリタン」(1300円)などパスタ、海岸沿いで楽しめるようイートインメニューを充実させている。

■横浜赤レンガ倉庫
所在地:神奈川県横浜市中区新港1-1
テナント数:66店舗
公式サイト:https://www.yokohama-akarenga.jp/
リニューアル特設サイト:https://www.yokohama-akarenga.jp/renewal2022/
アクセス:みなとみらい線「馬車道駅」または「日本大通り駅」より徒歩約6分
JR・市営地下鉄「桜木町駅」より汽車道経由で徒歩約15分、「関内駅」より徒歩15分

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