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ドラッグストア/7月既存店マツモトキヨシ5.5%減、コスモス薬品1.5%減

2019年08月26日 14:00 / 月次

ドラッグストア15社が発表した7月の営業概況によると、売上高5000億円強の上位5チェーンの既存店売上高は、ツルハHD1.2%増、ウエルシアホールディングス1.8%増、マツモトキヨシ5.5%減、サンドラッグ4.2%減、コスモス薬品1.5%減となった。

<ドラッグストアイメージ>
コスモス

■ツルハホールディングス(2019年5月期:売上高7824億円)
既存店売上高1.2%増、客数1.4%減、客単価2.6%増。
全店売上高8.2%増、客数6.4%増、客単価1.7%増。

開店8、閉店4、総店舗数は2075店となった。

■ウエルシアホールディングス(2019年2月期:売上高7791億円)
既存店売上高1.8%増、客数2.6%減、客単価4.4%増。
全店売上高7.2%増、客数3.0%増、客単価4.2%増。

ウエルシア薬局1.8%増、シミズ薬品5.2%増、丸大サクラヰ薬局1.6%増、グループ計1.8%増。
処方せん受付枚数125万371枚。

■マツモトキヨシホールディングス(2019年3月期:売上高5759億円)
既存店小売売上高5.5%減。
HD小売既存店売上4.3%減、小売全店売上1.3%減、FC売上4.8%増、HD売上合計1.1%減。

HD薬粧客数(既存店)は5.4%減。

前年7月は、気温が高く、梅雨が6月中に明けていたため、HD既存店月次において+0.8、マツモトキヨシ小売既存店も1.8%増と堅調だった。今年は、なかなか梅雨が明けず、日照時間が短く、降雨量が多く、低温推移となったため、医薬品および化粧品の構成比が高い同社は、6月に引き続き夏物シーズン商品が厳しい状況で推移した。

インバウンド全店売上は、6月までよりは前年ハードルが若干低かったとはいえ、韓国からの訪日客数が減少したことで、構成比としては低いながらも一定の影響を及ぼし、若干のマイナスだった。

■サンドラッグ(2019年3月期:売上高5880億円)
グループ合計既存店売上高4.2%減、全店1.2%減。
ドラッグストア事業既存店売上高5.0%減、全店3.7%減。
ディスカウントストア事業既存店売上高2.9%減、全店2.8%増。

出店1店。

■コスモス薬品(2018年7月期:売上高5579億円)
既存店売上高1.5%減、全店売上高4.7%増。

出店3、閉店0で総店舗数は1004店。

■スギホールディングス(2019年2月期:売上高4884億円)
スギ薬局の既存店売上高1.4%増、客数1.1%増、客単価0.3%増。
スギ薬局の全店売上高6.7%増、客数7.5%増、客単価0.8%減。
スギ薬局事業の既存店売上高2.7%増、客数2.2%増、客単価0.4%増。
スギ薬局事業の全店売上高10.5%増、客数12.0%増、客単価1.4%減。

7月度の既存店ベースの売上伸率は、スギ薬局事業が2.7%増、ジャパン事業が6.6%減となり、スギ薬局全体の既存店売上は1.4%増となった。

新規出店として8店舗を開設した。7月末のスギグループの総拠点数は1225拠点。

■ココカラファイン(2019年3月期:売上高4005億円)
既存店売上高4.1%減、客数5.3%減、客単価1.3%減。
全店売上高2.0%減、客数3.0%減、客単価1.5%減。

出店1、退店7、7月末で合計1351店舗。

■カワチ薬品(2019年3月期:売上高2649億円)
連結既存店売上高2.3%減、全店売上高2.1%減。
個別既存店売上高2.4%減、全店売上高2.1%減。

7月現在店舗数はグループ計335店(うち、調剤薬局併設店112店)。

■クリエイトSDホールディングス(2018年7月期:売上高2681億円)
既存店売上高1.8%減、全店売上高4.4%増。

出店5。

■クスリのアオキホールディングス(2018年7月期:売上高2212億円)
既存店売上高2.8%増、客数1.5%増、客単価1.3%増。
全店売上高14.7%増、客数15.1%増、客単価0.3%減。

出店4、退店0、総店舗数は554店(7月31日現在)。

■クオール(2019年3月期:売上高1447億円)
調剤報酬21.8%増、処方せん応需枚数は15.7%増。

営業日数が昨年度よりも1日多かったことや、昨年度と今年度4月に実施したM&Aが寄与したことにより処方箋応需枚数、調剤報酬ともに2ケタ増加した。

■キリン堂ホールディングス(2019年2月期:売上高1295億円)
既存店売上高4.3%減、客数6.4%減、客単価2.2%増。
全店売上高2.3%減、客数5.3%減、客単価3.1%増。

出店2、退店5でグループ店舗は7月末で367店となった。

■中部薬品(2018年7月期:1179億円)
既存店売上高5.1%増、客数3.3%増、客単価1.8%増。
全店売上高7.2%増。

出店4、退店0、7月末店舗数は388店。

■ゲンキー(2018年7月期:売上高948億円)
既存店売上高6.2%減、全社売上高2.3%増。

8月8日現在で257店舗。

■薬王堂(2019年2月期:売上高918億円)
既存店売上高0.4%増、客数0.6%増、客単価0.2%減。
全店売上高5.6%増、客数6.4%増、客単価0.8%減。

出店4、退店0、7月末店舗数は279店(うち調剤併設店3店・調剤専門薬局1店)。

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