小売・通販・中間流通・メーカーの最新ビジネスニュース発信

流通ニュース

総合スーパー/2月イオン2.6%増、ユニー8.7%増「衛生用品」伸長

月次/2020年03月30日

流通ニュースがまとめた主要総合スーパー13社の月次営業情報によると、既存店売上高は、イオンリテール2.6%増、イトーヨーカ堂5.0%増、ドン・キホーテ1.2%増、イズミ1.3%増、ユニー8.7%増など、10社が前年を超えた。

一方で、平和堂1.2%減、イズミヤ0.4%減、PLANT3.0%減と3社は減収となった。

2月は、記録的な暖冬で衣料品が苦戦したものの、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、マスク、除菌剤などの衛生用品、トイレットペーパー、ティッシュペーパーなどの消耗品、長期保存できるカップ麺やパックライス、缶詰などの加工食品や米類、冷凍食品が伸長した。

<GMSイメージカット>
GMSイメージカット

■イオンリテール(2019年2月期:売上高2兆1854億円)
既存店2.6%増、全店2.7%増

2月は、各地で記録的な暖冬であったことに加え、新型コロナウイルスの感染拡大による不安が広がったことで、衣料品、住居余暇商品の売上は前年を下回ったものの、感染予防対策からマスクなどの衛生用品や、備蓄や買い溜め行動から紙製品などの家事用品の売上が大きく伸長した。

マスク、除菌剤等の売上が好調に推移し衛生用品で売上既存比約1.4~2.6倍と高い伸びを示した。備蓄や買い溜めの行動からトイレットペーパー、ティッシュペーパー等の家事消耗品や台所消耗品はともに売上既存比約1.2~1.4倍と伸長した。

■イトーヨーカ堂(2019年2月期:売上高1兆2361億円)
既存店商品売上高5.0%増、客数4.3%増、客単価0.7%増
全店総売上計1.6%増、うち商品売上1.4%増、テナント他1.9%増

■ドン・キホーテ(2019年6月期:売上高1兆3289億円)
既存店売上高1.2%増、客数4.7%増、客単価3.3%減、対象店舗数314店(土日休日2日増)

全店売上高1.8%増、家電製品1.5%減、日用雑貨品0.8%増、食品7.8%増、時計・ファッション用品7.8%減、スポーツ・レジャー用品4.3%増、その他9.2%増
総店舗数329店

2月は、全国的に記録的な高気温となって、暖かい日が続いたことから、平均気温は観測史上最高記録を更新する地域が多くなった。天気は周期的に変化して、曇天や少雨となる日があった。

国内消費は、新型コロナウイルスに係る状況変化に伴って、週を追うごとに「巣ごもり消費」が顕著となり、保存性食品や衛生用品、紙製品などの日用雑貨品がけん引した。なかでもマスクや除菌シートとトイレットペーパーなどのニーズが急速に高まった。インバウンド消費は、ASEAN以外の訪日外国人観光客の急減速が、マイナス影響を及ぼした。

家電製品は、空気清浄機が高い成長率を記録した。さらに、ヘッドホンやPOSAカードが貢献した。日用雑貨品は、洗剤などの日用消耗品が好調であったことに加えて、ハンドソープや消毒液などの衛生用品と体温計が伸長した。清掃用品及びラップなどの台所用品のニーズが増加した。

食品は、全ての商品群が軒並み高い売上高成長率を果たした。カップ麺やパックライス、缶詰などの加工食品や米類、冷凍食品の売上高はいずれも2ケタ増となった。

時計・ファッション用品は、外出率が低下したことで、衣料品やカバン類は苦戦した反面、加熱式タバコやインナーなど実用衣料は健闘した。スポーツ・レジャー用品は、プロテインやフィットネス用品が堅調となったほか、晴れて気温が高くなる日が多かったことから自転車が伸長した。

■イズミ(2019年2月期:売上高7321億円)
既存店売上高1.3%増、全店売上高3.2%増

■ユニー(2019年2月期:売上高6058億円)
既存店(156店)売上高8.7%増、客数7.3%増、客単価1.3%増
衣料品8.5%増、住居関連品15.8%増、食品7.7%増(土日休日2日増)
全店(162店)売上高6.6%減

衣料品は、暖冬や学校の休校による影響で、冬物衣料や入学・卒業に係る商品が苦戦する一方、ベルトなどの男性向け衣料雑貨やバッグ、スニーカーなどの靴類が伸長した。

住居関連品は、マスクやハンドソープなどの衛生用品やトイレットペーパーなどの紙製品、空気清浄機などの家電、ジグソーパズルなどの玩具が売上を大きくけん引した。

食品は、相場安の影響で野菜が軟調となった反面、鮮魚、精肉、フルーツなどが伸長した。また、カップ麺やレトルト食品、シリアル、米などが寄与した。

なお、ユニーは、決算期を2月期から6月期に変更した。PPIHの100%子会社UDリテールは、2月度は1店をダブルネーム業態店に転換、店舗数は30店だった。

ダブルネーム業態転換店は、3月3日「アピタ岐阜店」(岐阜市)、3月中旬「アピタ市原店」(千葉県市原市)、3月下旬「アピタ大口店」(愛知県丹羽郡)、 3月下旬「ラ フーズコア納屋橋店」(愛知県名古屋市)を転換した。

■平和堂(2019年2月期:売上高4376億円)
既存店売上高1.2%減、全店売上高0.2%減

■イズミヤ(2018年3月期:売上高2330億円)
既存店0.4%減、全店0.5%増

■イオン九州(2019年2月期:売上高2243億円)
会社計 既存店4.2%増、全店6.5%増
総合小売 既存店2.8%増、全店3.9%増
ホームセンター 既存店18.5%増、全店14.9%増
その他 既存店12.9%増、全店24.5%増
会社計既存店 客数3.7%増、客単価0.5%増

■サンエー(2019年2月期:売上高1898億円)
既存店1.4%増、総合店5.8%増

■イオン北海道(2019年2月期:売上高1857億円)
企業計 既存店1.4%増、全店1.6%増
衣料 既存店10.0%減、全店10.0%減
食品 既存店3.7%増、全店3.9%増
住居 既存店1.6%増、全店1.6%増

■ミスターマックス(2019年2月期:売上高1185億円)
既存店売上高13.4%増、客数12.1%増
全店売上高12.7%増、客数12.2%増

2月は、2月20日から開始した決算セールが好調で、食品や洗剤、ペット用品などの日用消耗品のほか、テレビや理美容家電、電動アシスト自転車などの高額商品も売上を伸ばした。新型コロナウイルスの影響で、衛生用品や紙製品などの売上が上がった。

■オリンピック(2019年2月期:売上高1029億円)
既存店売上高・フード事業9.0%増の42億6100万円、ハイパー事業14.4%増の28億7900万円
全店売上高・フード事業9.0%減の42億6100万円、ハイパー事業14.7%増の29億5600万円

既存店客数・フード事業4.9%増の257万3000人、ハイパー事業16.1%増の133万8000人
全店客数・フード事業4.9%増の257万3000人、ハイパー事業16.6%増の135万9000人

既存店客単価・フード事業3.9%増の1656円、ハイパー事業1.5%減の2151円
全店客単価・フード事業3.9%増の1656円、ハイパー事業1.6%減の2175円

■PLANT(2018年9月期:売上高888億円)
既存店売上高3.0%減、客数1.7%減、客単価1.3%減
全店売上高5.6%増、客数6.7%増、客単価1.0%減

関連キーワード:

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧

POS分析一覧

倉庫.com 最新テナント情報

流通最前線一覧