ファミリーレストラン/休業響き4月既存店売上高5社5~6割減
2020年05月27日 15:40 / 月次
ファミリーレストラン主要5社が発表した4月の月次営業情報によると、既存店売上高はすかいらーく58.2%減、サイゼリヤ61.4%減、セブン&アイ・フードシステムズ56.7%減、ジョイフル55.3%減、ロイヤルホスト57.9%減と、新型コロナウイルス感染拡大防止のための休業が響き、各社前年同月を大きく下回った。
客数は、すかいらーく59.6%減、サイゼリヤ61.3%減、セブン&アイ・フードシステムズ60.8%減、ジョイフル56.1%減、ロイヤルホスト62.0%減だった。
客単価は、すかいらーく3.5%増、サイゼリヤ0.4%減、セブン&アイ・フードシステムズ10.5%増、ジョイフル1.8%増、ロイヤルホスト10.7%増となっている。
■すかいらーく(2019年12月期:売上高3753億円)
既存店売上高は58.2%減、客数59.6%減、客単価3.5%増。全店売上高57.2%減。
政府の緊急事態宣言の発令および各自治体の不要不急の外出自粛要請に従い、グループ約3200店ほぼ全ての店舗で営業時間を短縮し、うち約400店は閉店。営業時間は前年比で約58%に減少した。
店内飲食の売上高・客数は、緊急事態宣言発令後大きく落ち込んでいる。
デリバリー(実施店舗数約1500店舗)とテイクアウト(同約2800店舗)の売上が拡大。4月売上は、デリバリー前年比約26%増、テイクアウトは前年比約2.5倍に増加した。
デリバリー、テイクアウトのメニューを継続的に拡充。ガストではテイクアウトピザやファミリーセット、バーミヤンではテイクアウト限定価格の餃子の販売が好調だった。
4月は出店13店(ガスト5店、バーミヤン3店、しゃぶ葉2店、ステーキガスト1店、から好し1店、台湾1店)、グループ計3272店舗となっている。
■サイゼリヤ(2019年8月期:売上高1565億円)
既存店売上高61.4%減、客数61.3%減、客単価0.4%減。店舗数793店。
全店売上高67.0%減、客数67.1%減、客単価0.2%増。店舗数1082店。
休業271店、閉店1店だった。
■セブン&アイ・フードシステムズ(2020年2月期:売上高743億円)
デニーズ
既存店売上高56.7%減、客数60.8%減、客単価10.5%増。
全店売上高56.8%減。
■ジョイフル(2019年6月期:売上高728億円)
既存店売上高55.3%減、客数56.1%減、客単価1.8%増。
全店売上高56.2%減、客数56.9%減、客単価1.8%増。
出店0、退店1、店舗数合計706店。
■ロイヤルホールディングス(2019年12月期:外食事業626億円)
ロイヤルホスト
既存店売上高57.9%減、来客数62.0%減、客単価10.7%増。
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