カジュアル衣料/12月既存店ユニクロ11.1%減、西松屋3.7%減
2022年01月18日 13:30 / 月次
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カジュアル衣料4社の12月度の営業概況によると、既存店売上はユニクロ(ファーストリテイリング)11.1%減、しまむら1.6%増、西松屋3.7%減、ハニーズ13.7%増となった。
■ファーストリテイリング(2021年8月期:売上高2兆1329億円)
既存店(731店)+Eコマースの売上高は11.1%減、客数5.2%減、客単価6.3%減。
直営店(780店)+Eコマースの売上高は8.2%減、客数2.4%減、客単価5.9%減。
出店0、退店は1だった。
12月は、4週目まで気温が高く推移したことから、防寒衣料の販売に苦戦。最終週は気温の低下に加え、年末祭が好調だったことで増収となったが、月全体では減収となっている。
新型コロナウイルス感染症の影響により、12月末の臨時休業店舗は4店舗だった。これらの臨時休業、営業時間短縮した店舗は既存店、直営店から除外せず算出している。
■しまむら(2021年2月期:売上高5426億円)
既存店売上(ファッションセンターしまむらのみ)1.6%増、客数1.5%増、客単価0.2%減。
全店売上1.2%増。出退店0で12月末店舗数1424店。
12月度は、関西以西を除く各地域で冬らしい気候となり、冬物が売上を伸ばした。
あったか素材「FIBER HEAT」の肌着やタイツ、PB「CLOSSHI」のダウンジャケット、タートルネックTシャツの売行きが好調だった。また、ミセス・シニア向け商品、ビジネス・フォーマル関連商品も復調傾向が強まり、昨年対比で大きく売上が伸びたという。
既存店売上高は、2019年度対比で12.9%増だった(休業・時短店舗を除く)。
■西松屋チェーン(20日締、2021年2月期:売上高1594億円)
既存店売上高3.7%減、客数3.2%減、客単価0.5%減。
全店売上0.3%減、客数0.2%増、客単価0.5%減。
出店6、退店0で、12月度末の店舗数は1034店舗。
12月度は、後半の気温が昨年と比較して高めに推移し、春物衣料が順調に立ち上がったものの、冬物衣料の売上高は前年を下回った。
■ハニーズ(2021年5月期:売上高453億円)
既存店売上高13.7%増、客数5.3%増、客単価8.0%増。
直営店売上高13.7%増、客数5.2%増、客単価8.1%増。
出店1、退店1、12月末店舗数868店。
12月度は、新型コロナウイルス感染拡大も収まり、気温の低下とともに冬物が好調に動き、既存店売上は前年を上回った。商品としては、カットソー、ニット、ジャケットが売れ筋となっている。
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