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大手百貨店/3月売上高5社そろって増、高級品・春物が好調

2022年04月01日月次

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三越伊勢丹ホールディングス、J.フロントリテイリング、エイチ・ツー・オーリテイリング、高島屋、そごう・西武は4月1日、3月の売上速報を発表した。

三越伊勢丹(首都圏)前年同月比13.0%増、J.フロントリテイリング(百貨店事業合計)5.8%増、エイチ・ツー・オーリテイリング(阪急阪神百貨店全店計)4.5%増、高島屋各店計(国内百貨店子会社含む)6.1%増、そごう・西武10店計3.6%増だった。

■三越伊勢丹HD(2021年3月期売上高:8160億円)
伊勢丹新宿本店店頭前年同月比16.2%増、三越日本橋本店店頭8.4%増、三越銀座店20.4%増などで、三越伊勢丹計13.0%増だった。

札幌丸井三越1.9%増、函館丸井今井12.7%減、仙台三越2.3%増、松山三越38.7%増など、国内グループ百貨店計は2.5%増となり、国内百貨店計は8.3%増となっている。

全国でのまん延防止等重点措置の解除などの影響もあり、グループ全体で売上・客数ともに2月の前年比から伸長した。国内百貨店計の売上は6カ月連続、首都圏三越伊勢丹計の売上は7カ月連続で前年を上回った。

伊勢丹新宿本店・三越日本橋本店では、顧客ロイヤルティの高いラグジュアリーブランドなどの高付加価値な商品への購買意欲が引き続き高く、時計や宝飾に加え、オケージョンニーズの回復などを背景に、春夏物の新作を中心にハンドバッグ、婦人靴なども好調に推移した。

免税売上は、首都圏三越伊勢丹計、国内百貨店計ともに前年実績を上回った。

■J.フロントリテイリング(2021年2月期売上高:7662億円)
大丸松坂屋百貨店合計の売上高は前年同月比6.3%増、博多大丸、高知大丸を含めた百貨店事業の合計売上高は5.8%増だった。

3月の売上高は、入店客数の増加、ラグジュアリーブランド、宝飾品の好調などにより大丸松坂屋百貨店合計(既存店)では7.4%増、関係百貨店を含めた百貨店事業合計(既存店)では6.8%増となった。

店舗別では、直営13店舗中10店舗と博多大丸が前年実績を上回った。

大丸松坂屋百貨店合計の免税売上高は対前年25.1%増(客数8.1%減、客単価36.2%増)となっている。

3月の大丸松坂屋百貨店の店計売上(法人・本社等の本年・過去実績を除く既存店)は前年比7.2%増、2019年比19.7%減、うち国内売上高(免税売上高の本年・過去実績を除く)は前年比7.0%増、2019年比11.0%減。

■エイチ・ツー・オー リテイリング(H2O)(2021年3月期売上高:7391億円)
百貨店事業の全社計の売上高は、前年同月比4.5%増となった。内訳は阪急本店6.9%増、阪神梅田本店35.7%増、支店計3.3%減。

店舗所在地の都府県に適用されていた「まん延防止等重点措置」が、21日まで延期(福岡は6日まで)。来店客数は、適用期間中、年配層を中心に前年を下回る傾向が続いていたが、解除後は外出を控えていた年配層に加え、家族連れや遠方からの来店が見受けられるようになった。それに加えて、中旬以降の気温の上昇も影響し、春物の動きが活発化したという。

阪神梅田本店は、前年は2月に開催していた大型催事が3月開催となり、売上高が前年比約4割増と大幅に伸びた。

阪急本店は、「まん延防止等重点措置」の解除に伴い、外出意欲の高まりが見られる。それに加えて、中旬以降の気温上昇の影響もあり、売上高は前年実績を上回った。

春夏の新作への高い反応や春のモチベーション需要に回復傾向が見られ、婦人・紳士ファッション全般が売上高前年比2ケタ増と好調。また、ラグジュアリーブランドのバッグや宝飾品が大幅に伸び、100万円以上の高額品の売上高は前年比約3割増となっている。

リモートショッピングサービス「Remo Order」が、前年の約2倍と売上を大きく伸ばす。利便性の高さにより、近隣府県客の利用が増加。婦人靴の春のおすすめをテーマ別に、ブランド・アイテムミックス型で紹介する「WEBカタログ」や、店頭に設置したLINEのQRコードによる商品・カタログの提案が「Remo Order」の認知度を高め、売上の嵩上げに貢献したという。

■高島屋(2021年2月期売上高:6808億円)
高島屋各店計売上高は前年同月比6.2%増、岡山高島屋、岐阜高島屋、高崎高島屋を含めた各店・および国内百貨店子会社計は6.1%増となった。

3月の店頭売上は、新型コロナウイルスの感染状況の落ち着きに伴う外出機会の増加や、前年度の時短営業の反動に加え、高額品が引き続き好調に推移したことから、前年実績を上回った。

免税売上は7.1%減、免税を除いた店頭売上は6.3%増だった。

店舗別売上では、大阪店、堺店、日本橋店、横浜店、新宿店、玉川店、立川店、柏店、岡山店、岐阜店、高崎店が前年実績を超えた。

商品別売上(同社分類による15店舗ベース)では、紳士服、紳士雑貨、婦人服、婦人雑貨、特選、宝飾品、スポーツ、リビング、美術、食料品などが前年実績を上回っている。

■そごう・西武(2021年2月期売上高:4404億円)
そごう・西武10店の売上高は前年同月比3.6%増(2020年同月比27.6%増)、西武池袋本店は3.8%増(同28.7%増)となった。

プレステージブランドが前年同月比約20%増と売上を伸ばしたほか、気温上昇を受け春物の動きも活性化し、衣料品計も10%増と好調に推移した。飲食も10%増まで回復したという。

免税売上高は約45%減(2020年同月比約30%減)、客数約45%減(2020年同月比約75%減)となっている。

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