イオン/6月は食品・H&BC好調でイオンリテール既存店2.0%増

2023年07月10日 14:10 / 月次

イオンが7月10日に発表した6月度の主な連結各社の月次売上高によると、既存店売上高(前年同期比)は、総合スーパーのイオンリテール2.0%増、イオン北海道4.3%増、イオン九州5.1%増となった。

また、スーパーマーケットのマックスバリュ東海4.5%増、フジ・リテイリング0.8%増、マックスバリュ西日本2.1%増だった。ミニストップは0.6%増、コックス0.7%増、ジーフット4.9%増、キャンドゥ2.7%増となっている。

<主な連結各社の6月売上高前期比伸び率一覧>

業態 社名 前年同期比
全店 既存店
GMS イオンリテール 4.0%増 2.0%増
イオン北海道 4.5%増 4.3%増
イオン九州 5.5%増 5.1%増
SM マックスバリュ東海 5.5%増 4.5%増
フジ・リテイリング 3.0%増 0.8%増
マックスバリュ西日本 2.2%増 2.1%増
CVS
専門店
ミニストップ 2.5%減 0.6%増
コックス 3.6%減 0.7%増
ジーフット 1.1%減 4.9%増
キャンドゥ 4.9%増 2.7%増

6月は各地で花火大会や夏祭りなど多くのイベント開催に向けてファッション性の高い水着や浴衣を取り揃え、売場を強化した。父の日やご当地フェアなど家族で一緒に楽しめるこだわりの食材を使用したごちそうメニューを品揃えするとともに、トップバリュでは、カロリーや糖質が少ない新ジャンルのヨーグルトや、進化系おやつとして新感覚の食べ方を提案するナッツやドライフルーツなどのお買得で付加価値の高い商品を拡大した。

総合小売事業のイオンリテールは、既存店売上高が12カ月連続で前年を上回った。食品は、トップバリュを拡販したグロサリーや父の日のごちそうメニューの品揃えを強化したデリカのほか、日配、水産、畜産が好調に推移し、既存店売上高が前年実績を10カ月連続で超えた。また、調剤や化粧品、ペット用品などの販売が好調だったヘルス&ビューティケアの既存店売上高は、16カ月連続で前年を上回った。イオンスタイルオンラインは、ポイントやクーポンなどを活用した「BUZZTTOバズっとSALE」を開催し、期間限定のお買得商品を展開したセール期間売上が、前年実績を2割超えた。

スーパーマーケット事業では、アフターコロナで復活した地域行事の祭りや花火大会、海水浴など行楽需要を捉え、主要企業10社計の既存店売上高が、4カ月連続で前年を上回った。マックスバリュ東海は、半調理品、レトルト商品、冷凍食品やじもの商品(地域商品)を拡充した店舗リニューアルをした。また、フジ・リテイリングでは「トップバリュ」の本格導入に先がけて、6月1日から「バーリアルグラン」(発泡酒)の先行販売を開始した。

サービス・専門店事業のコックスでは、昨年の猛暑と対照的に今年は天候不順に悩まされたが、メンズの切替えTシャツやリネンシャツ、レディスのプリントTシャツやデザインカットソーなどが好調に推移した。また、月度後半のサマーセールでは開発商品「お得だ値」の販売が好調となり既存店売上高が前年比0.7%増に伸長した。

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