イオン/10月は、家計応援フェアなどでイオンリテール既存店2.3%増
2023年11月10日 15:40 / 月次
イオンが発表した10月度の主な連結各社の月次売上高によると、既存店売上高(前年同期比)は、総合スーパーのイオンリテール2.3%増、イオン北海道5.9%増、イオン九州4.0%増となった。
また、スーパーマーケットのマックスバリュ東海5.4%増、フジ・リテイリング0.5%増、マックスバリュ西日本3.3%増だった。ミニストップは0.1%増、ジーフット3.1%増、キャンドゥ5.0%増となっている。
<主な連結各社の10月売上高前期比伸び率一覧>
業態 | 社名 | 前年同期比 | |
全店 | 既存店 | ||
GMS | イオンリテール | 5.1%増 | 2.3%増 |
イオン北海道 | 7.2%増 | 5.9%増 | |
イオン九州 | 4.3%増 | 4.0%増 | |
SM | マックスバリュ東海 | 6.8%増 | 5.4%増 |
フジ・リテイリング | 2.0%増 | 0.5%増 | |
マックスバリュ西日本 | 2.7%増 | 3.3%増 | |
CVS 専門店 |
ミニストップ | 2.1%減 | 0.1%増 |
コックス | 1.9%減 | 0.9%減 | |
ジーフット | 6.4%減 | 3.1%増 | |
キャンドゥ | 6.9%増 | 5.0%増 |
10月は、気温の低下に伴い、秋冬物の衣料品のラインナップや、鍋料理の食材・調味料の品揃えを拡充した。また、自宅で本格的な味を手軽に楽しみたいというニーズに応えるため、ハロウィン期間中には、家族みんなで食べられる「パエリア」や「パーティー寿司セット」などのご馳走メニューを充実させた。同時に、インバウンド需要を捉えた商品やトラベル用品などを展開強化した。
総合小売事業のイオンリテールでは、既存店売上高が16カ月連続で前年を上回った。食品の値上げが継続する中、お買得な商品を取り揃えた家計応援フェア等の実施や、トップバリュではプロの料理人シリーズの新商品を導入し、品揃えを更に充実させた。食品では、グロサリー、日配、デリカ、農産、水産などが好調に推移し、既存店の食品売上高は前年実績を14カ月連続で超えた。
また、ヘルス&ビューティケアでは、インバウンド需要への対応を強化した結果、化粧品や医薬品のファーマシー、ペット用品などが好調に推移し、既存店売上高が、20カ月連続で前年を超えた。さらに、10月20日には新たなGMS衣料品売場の創造に向け、イオン浦和美園店において、年齢やシーンに応じて6つの専門店に分類した売場と、セルフ・タブレット型レジを導入など、売場環境とオペレーションを刷新した売場にリニューアルオープンした。
スーパーマーケット事業では、トップバリュの拡販、各地域のじもの商材の拡充、冷凍惣菜、ごちそうメニューの品揃えを拡充した。また、買い物に不便を感じている地域のに買物手段を提供するため、移動スーパーの展開に取り組んだ。結果、主要企業10社計の既存店売上高は、8カ月連続で前年を上回った。
サービス・専門店事業のキャンドゥでは、10月19日に100円ショップ未開拓エリアであった東京丸ノ内・大手町エリアに、ライフスタイル提案型の「キャンドゥ丸ノ内オアゾ店」をオープンした。オフィスでの様々なニーズに応えるために、100円商品を中心に、コストパフォーマンスに優れた商品をラインナップし、発信をテーマにする店舗を目指す。
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