ニトリは12月1日、新宿の「タカシマヤタイムズスクエア南館」1~5階に、「ニトリ新宿タカシマヤタイムズスクエア店」をオープンする。11月30日、報道関係者向けに内覧会を開催した。
ニトリが進める都心ターミナル立地への出店戦略の一環で、店舗面積は5フロア合計で約3000m2、家具650アイテム、ホームファッション5550アイテム、合計6200アイテムを展開する。
都心型店舗の一つのモデル店であるニトリプランタン銀座店の店舗面積は約1500m2で、約3200アイテムを展開しており、店舗面積の拡大に合わせ、取扱い商品もほぼ倍増させた。
出店政策を担当する須藤文弘専務は「新宿、渋谷、池袋への出店は長年の念願であった。これまでニトリは郊外ロードサイドに店舗を展開していたため、車がない人にとって、ニトリは遠い店舗だった。大都市のターミナル駅に近い立地に出店することで、ニトリに気軽に来店してもらいたい」と語った。
ニトリの公式ネット通販サイトの利用者のうち約40%が東京都の在住者で、都内ではニトリの出店が行き届いていなかった。
新宿タカシマヤタイムズスクエア店は、都内で32店目の出店で、うちニトリは26店、家具を扱わない小型店デコホームは8店。東京23区内では、ニトリは19店となった。
山手線沿線のほか、環状7号線、環状8号線付近も出店エリアと想定しており、12月8日には、世田谷区に「ニトリ環八用賀店」、足立区に「ニトリ環七梅島店」をオープンする。
12月8日は、池袋のサンシャインシティ内の商業施設「アルパ」地下1階に2015年2月に、初の山手線内店舗として出店した「デコホーム池袋サンシャインシティ店」の売場面積を約2倍の1400m2に増床し、家具を扱わない初めての「ニトリ」としてリニューアルオープンする。
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