京成立石駅南口/「東地区第一種市街地再開発事業」概要発表
2019年06月04日 16:30 / 店舗
立石駅南口東地区市街地再開発準備組合と準備組合に参加組合員予定者として参画している野村不動産、阪急阪神不動産は6月4日、「立石駅南口東地区第一種市街地再開発事業」の概要を発表した。
準備組合が進めている「立石駅南口東地区第一種市街地再開発事業」について、6月3日付で、葛飾区より都市計画決定の告示がされたもの。
事業は、2013年8月に市街地再開発準備組合が設立され、その後、清水建設が事業協力者に、野村不動産、阪急阪神不動産が参加組合員予定者となり、計画の検討を推進していた。
立石駅南口東地区は、「京成立石」駅の南側に位置し、東側を補助第274号線(バス通り)、南側を補助第141号線(奥戸街道)、西側を特別区道葛48号線(駅通り)、北側を特別区道葛397号線に囲まれた、約1.0haの区域となっている。
葛飾区有数の商業集積を誇る賑わいのある街並みである一方、老朽化した建物が密集しており、狭隘道路が多数存在しており、防災面において課題があった。
今後、事業を通じて、地区内の基盤整備を進め、防災性の向上、商業機能の更なる強化、質の高い住環境の整備などに寄与することで、魅力あるまちづくりを推進する。
事業では、地域の課題解決に寄与する開発となるよう、「防災性の向上」「多世代居住の推進」「賑わいの創出」「持続可能な街づくり」をテーマに掲げ、住宅、商業、業務、公益機能を整備することで、安心安全に住み続けられるまちづくりを目指す。
今後は、早期の事業化を目指し、地権者の人々とともに事業計画策定に向けた検討を進める。
地区内の防災性を向上させ、緊急時には地区周辺の住民や帰宅困難者が避難でき、防災拠点となるようなまちづくりや多世代が居住し、子供から高齢者まで生き生きと日常を過ごすことができるような多様な住環境づくりを目指す。
生活を支える利便性の高い商業や公益機能の整備、回遊性を向上させる空間構成、街の魅力を高めるシンボルとなるような空間を整備し、立石らしいまちづくりを目指す。
東地区の運営、維持・管理のため、また周辺地区と連携した「京成立石」駅周辺の魅力の維持・向上のためのタウンマネジメントを検討する。
京成電鉄押上線「京成立石」駅周辺では、同線の連続立体交差事業を契機としたまちづくりの機運の高まりを受け、葛飾区総合庁舎の整備も予定されている「立石駅北口地区」のほか、「立石駅南口東地区」、南口東地区に隣接する「立石駅南口西地区」の再開発と、駅周辺を中心とした大規模なまちづくりが検討されている。
2019年度に、再開発組合(本組合)設立認可がされ、2020年度に権利変換計画認可、2021年度に施設建築物工事着手、2024年度に施設建築物が竣工する予定だ。
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