セブンイレブン/「SIPストア」3月平均で売上前年比46%増

2024年04月23日 18:09 / 店舗

セブン&アイ・ホールディングスは4月23日、千葉県松戸市に2月29日にオープンした新コンセプト店舗「セブン‐イレブン松戸常盤平駅前店」のオープンセール期間を除く3月平均の売上高が46%増、客数40%増、客単価4%増となったと発表した。

<セブン‐イレブン松戸常盤平駅前店>

同日WEBで開催したIR Day 2024で、セブン‐イレブン・ジャパンの永松文彦社長は、「売上、客数、客単価ともに伸ばせる状況になった。イトーヨーカ堂の協力のもと、生鮮食品や麺類などが売れることで、粗利率が下がる危惧があったが、ホットフードの焼成パンなどが売れて、結果として粗利率は3.3%上昇した。これはこれからのセブン‐イレブンが目指す方向としては、良い指標になった」と述べた。

好調な商品としては、店内で焼き上げる焼成パンがあり、同時に既存の菓子パンなどの売上も伸びたという。また、紅茶市場への参入を狙った「セブンカフェティー」の売上も好調で、「セブンカフェ」と合わせた売上は約2倍となった。

また、餃子については、これまでは電子レンジ対応商品を展開していたが、価格訴求力に課題があった。今回、自宅でフライパンなどで焼きなおす必要がある冷凍食品の餃子を訴求したところ、ファミリー層に合う商品として売上を伸ばした。今後、既存のセブン‐イレブン店舗でも、冷凍食品の餃子の品ぞろえを水平展開したいという。

永松社長は、「SIPストアは、1000店、2000店と広げることを目的としていない。フランチャイズの店舗が2万1000店あるので、ここにどうSIPストアのエキスを拡大できるのかが目的だ。まずは、通常の大きさの直営店舗にSIPストアのエキスを入れた店舗をテスト店舗として、拡大する。そして、それをさらに加盟店に広げてテストする」と今後の展開を説明した。

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