流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





大塚家具/レンタルスペースのインスタベースと業務提携

2018年10月18日 11:21 / 経営

大塚家具は10月17日、レンタルスペース予約サービス「インスタベース」を展開するRebaseと業務提携したと発表した。

提携により、同日から「インスタベース」上でレンタルスペースに必要な家具や備品、スマートロックなど購入できるサービス「マーケットプレイス」の提供を開始する。

<マーケットプレイス構想>
マーケットプレイス構想

インスタベースでは、レンタルスペース市場の活性化のため、遊休スペースをレンタルスペースとして貸し出し、運用しやすい環境を支援する構想として、マーケットプレイス構想を推進している。

遊休スペースを活用し、スペース所有者とスペース利用者、構想への参画企業の経済効果の向上を図りながら、レンタルスペース事業の市場拡大や多様化を促進することを目指す。

Rebaseには使用していない物件や部屋などの「空間」を所有しながら、その空間を活用しきれていない遊休スペース所有者より、レンタルスペースとして活用するための手順や設備手配に対する課題解決の要望が多数寄せられ、その数は増加傾向にあるという。

一方、家具やインテリアなどを取り扱うメーカー企業は、自社商品を展示するショールームの拡大や販売チャネルの開拓に課題を抱えている。

これらの課題を解決すべく、構想の実現に向けRebaseが複数の企業に働きかけたところ、「マーケットプレイス構想」リリース時の参画企業として大塚家具の参画が決定した。

大塚家具は、個人宅に限らず、さまざまな施設においても質の高い空間づくりに貢献することを目指している。

「マーケットプレイス構想」の試みは、新しい市場の開拓になる可能性があると判断し、Rebaseとの業務提携に至った。

Rebaseは大塚家具など、参画企業の賛同のもと、「インスタベース」上に「マーケットプレイス」を設け、レンタルスペースとして貸し出し運用するために必要な家具やインテリア、スマートロック、その他必要となる備品やサービスなどの販売を促進し、より多くのスペース所有者が気軽に空間活用を始められる環境を提供する。

大塚家具は、「マーケットプレイス」を通じてスペース所有者に自社商品を販売するだけでなく、レンタルスペースで自社商品が使用されることで、スペース利用者に商品の利用体験を提供し、購入検討の機会を増やすことを目指すという。

関連記事

経営 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧