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麺類市場/「新型コロナ」内食需要増で2019年度9561億円

2020年08月21日経営

TPCマーケティングリサーチはこのほど、「麺類の市場分析調査」結果を発表した。

市販用麺類の2019年度の総市場規模は、前年比2.0%増の9561億円となった。直近10年の市場動向をみると、消費増税の影響で前年割れとなった2014年度を除いて、毎年1~2%前後のプラス推移を続けている。

<麺類市場の規模推移>
麺類市場の規模推移

即席麺や冷凍麺は、大手メーカーがロングセラーブランドを中心に、新アイテムの積極投入、話題性のあるプロモーションを継続的に実施していることなどから、市場は概ねプラス成長を続けている。

チルド麺は、簡便志向の高まりや他の麺類との競合などにより、長期的にダウントレンドとなっているが、2019年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響による内食需要の高まりを追い風にプラス推移となった。乾麺、パスタについても、2019年度はコロナ禍による特需により、いずれも伸長した。

2020年8月現在、感染拡大の収束の兆しは見えない状況であり、今後も内食需要の高止まりが続くとみられる。このことから、麺類市場は2020年度も引き続き全般に伸長する方向にあり、2.1%増の9762億円となる見込み。

<麺類の種類別構成比>
麺類の種類別構成比

カテゴリー別では、即席麺が最も大きく、2019年度で6194億円と全体の64.8%を占める。以下、冷凍麺が14.2%の1362億円、チルドめんが12.9%の1237億円、乾麺が4.3%の412億円、パスタが3.7%の356億円となった。

2019年度の動向をカテゴリー別にみていくと、即席麺は前年度比1.5%増。若年層に向けては「こってり系」「スタミナ系」を謳ったものや、大容量で「満足感」を訴求した商品、シニア層に向けては、小容量サイズ、減塩タイプの商品がラインナップされている。

冷凍麺は、4.2%増となり、カテゴリーの中では最も伸長率が高かった。同分野は、個食ニーズに対応した商品仕様が消費者に支持されており伸長を続けている。

パスタは、3.8%増。時短調理ニーズに対応した「早ゆでタイプ」、小鍋で調理できる「2/3サイズ」、より使い勝手のよい「結束タイプ」「チャック付包装」など、現代人のニーズに対応した商品が拡大。「糖質オフ」、「プロテイン強化」、「全粒粉入り」、「グルコマンナン入り」など健康訴求アイテムの品揃えが増加傾向にあることも、市場拡大の後押しとなっているという。

■調査概要
調査期間:2020年7月~8月
調査対象企業:
日清食品、東洋水産、サンヨー食品、日清フーズ、エースコック、明星食品、テーブルマーク、シマダヤ、日清食品冷凍、日本製粉、日清食品チルド、まるか食品、キンレイ、ヤマダイ、寿がきや食品、マルタイ、菊水、ハウス食品、徳島製粉、名城食品、味の素、マルハニチロ、はごろもフーズ、昭和産業、日本水産など
http://www.tpc-osaka.com/fs/bibliotheque/mr110200536

■問い合わせ先
フリーダイヤル:0120-30-6531

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