キリンビバレッジ/無糖・微糖、プラズマ乳酸菌入り飲料で2021年販売4%増目指す
2021年01月21日 16:10 / 経営
- 関連キーワード
- キリンビバレッジ
キリンビバレッジは1月21日、2021年事業方針発表会をオンライン開催した。
<堀口社長、山田雄一執行役員マーケティング部長>
※写真はキリンホールディングスコーポレートコミュニケーション部提供(以下同)
人を支える「健康」、社会にやさしい「環境」への取り組みを強化し、2021年の販売目標数量は2億2020万ケース(前年比4%増)を目指す。
無糖・デカフェなど「摂りすぎない健康」、乳酸菌入りなど免疫力を高める「プラスの健康」を支援する飲料の販売を拡充。今年ブランド35周年を迎える「午後の紅茶」は無糖・微糖がけん引し5420万ケース(11%増)、生茶2980万ケース(6%増)、プラズマ乳酸菌入り飲料410万ケース(28%増)を目標に設定した。
堀口英樹社長は、「2020年はコロナ禍の中、販売数量が前年比9%減の2億1260万ケースと苦戦したが、午後の紅茶の無糖・微糖商品、生茶ほうじ茶、キリンレモンスパークリング無糖がヒットした。プラズマ乳酸菌入り飲料は前年比約2.4倍と伸長し、2021年も健康と環境、CSVを基軸としたポストコロナに向けた再成長を図っていく」と方針を述べた。
「午後の紅茶」は、有糖・微糖・無糖のサブカテゴリーを創造し、カテゴリーリーダーとして市場の成長けん引した2020年の戦略を継続。3月9日には、レギュラーの「ストレートティー/ミルクティー/レモンティー」」は中身・パッケージともに刷新。上品でかわいいを体現したパッケージ、フレーバーごとに相性の良い茶葉を採用、独自のマイクロブリュー製法で「午後の紅茶史上最高のおいしい」を目指す。
免疫機能で日本初の機能性表示食品として、2020年11月リニューアルした「iMUSE」は前年比約2.4倍と躍進。2021年も、免疫力を維持し、安心して日常を過ごしたい消費者ニーズに対応し、ドラッグストア・スーパーでの店頭での露出を強化するなどブランド育成に継続して取り組む。
ファンケルとのコラボレーションも推進し、4月6日は「デイリーアミノウォーター」を発売する。555mlでたっぷり飲めて、100ml当たり16kcalと低カロリー。アセロラ&レモン味で、甘酸っぱさがありながら、すっきりゴクゴクと飲める、気分まで上向きになる味わいだという。
環境では、「生茶」を「環境」フラッグシップブランドとして育成。ドラッグストアなど量販店においてラベルレス525ml6本入りの販売、R100ボトル(再生樹脂100%使用)を従来の「生茶デカフェ」430mlに加えて、「生茶」「生茶 ほうじ煎茶」600mlに拡充するなど様々なチャンレンジを行う。
三菱ケミカル社と共同プロジェクト開始。ケミカルリサイクルによるペット再資源化に向けた技術検討と実用化を図る。
さらに、自動販売機事業構造改革として、台数から質への転換を加速する。台数の増加を追うのではなく、不採算立地の整理、他社とのメンテナンスでの協業など効率化、採算性を重視する。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。