日本KFC/米カーライルが1株6500円で公開買い付け開始

2024年05月20日 17:00 / 経営

日本KFCホールディングスは5月20日、同社に対し、米カーライルグループのクリスピーが公開買い付けを開始することを発表した。

期間は5月21日~7月9日、普通株式1株につき6500円で公開買い付けを行う。

買い付け予定数は1454万7681株。買い付け予定数の下限を707万3300株とした。

カーライルグループは2月初旬、三菱商事が所有する日本KFCホールディングス株式の売却に関する入札プロセスに参加。第一次・第二次の入札プロセスを経て、カーライルは4月19日、同社を唯一の最終候補者として選定した旨の通知を受け、三菱商事との間で独占交渉権に関する覚書を締結した。

その後、カーライルは日本KFCホールディングスの非公開化を目的として、東京証券取引所スタンダード市場に上場している日本KFC株式の全て(ただし、同社が所有する自己株式を除く)を取得するための一連の取引の一環として、公開買い付けを21日から開始する。

カーライルによると、同社は「ケンタッキーフライドチキン」が日本国内トップクラスの認知を誇り、商品の美味しさと高い品質が消費者に高く評価されている、潜在的競争力のあるブランドであると認識。その上で、カーライルがこれまで蓄積してきた外食・食品・コンシューマー向け事業等に関する知見・投資経験と、日本KFCグループの経営陣の知見を融合させることで、国内外食業界におけるリーディングカンパニーへの飛躍的な成長を共に目指すことができると考えたという。

また、日本KFCホールディングスは、今回の公開買付けの成立を条件に、株主優待制度を廃止することも発表した。公開買付けが成立した場合、2024年3月末日時点での株主優待対象の株主に対する株主優待(有効期限2025年3月31日までの株主優待券)をもって、廃止する。

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