すかいらーく/前橋工場に業務効率化クラウドサービス「カミナシ レポート」導入

2025年02月20日 11:10 / IT・システム

カミナシはこのほど、すかいらーくホールディングスのセントラルキッチンである前橋工場(群馬県前橋市)に業務効率化クラウドサービス「カミナシ レポート」を導入した。

<導入イメージ>
すかいらーく

すかいらーくホールディングスは、「ガスト」「バーミヤン」などの飲食チェーンを国内外に約3000店舗を展開し、年間来店客数約3億5000万人を誇る外食企業。かねてよりグループ全体でDXに取り組んできた。2022年には「全社DX推進プロジェクト」を発足し、全社横断でDXを推進しているという。

こうした中、前橋工場は、月間100万枚以上のピザを製造する基幹工場として、約260名の従業員が24時間体制で稼働している。だが工場内では、製造設備の点検記録や品質管理など、多岐にわたる業務で紙帳票が使用されており、これらのアナログ作業が業務効率化の障壁となっていた。

これらを背景に、品質管理・進捗管理・そして工場各所の点検結果を含めたトレース確保ができる状態にすることを目的に、業務効率化のクラウドサービス「カミナシ レポート」の導入を決定した。チェック表など現場管理のための帳票類をノーコードでアプリにできるというもので、手書き情報のデータ化から集計、報告など、これまで紙やエクセルで行っていた作業をデジタル化できる。

前橋工場では2024年からの導入開始以降、工場内の紙帳票のデジタル化を推進。製造工程で使用されていたデイワークや始終業点検、品質保証カードなど、複数の帳票を「カミナシ レポート」に移行した。導入後、3カ月で月間200枚の紙帳票を削減。活用後は、年間3~4万枚におよぶ紙帳票の約70%の削減を見込んでいる。

なお、同工場では、外国籍従業員を含む約260名の従業員が24時間体制で勤務中。「カミナシ レポート」はシンプルな画面設計のため、年齢や国籍を問わず円滑な運用が可能となっている。現場の従業員からのフィードバックを受けながら、画面のレイアウトや設問の調整を重ねることで、モバイル端末に不慣れな従業員でも使いやすい環境を実現した。

今後の展望としては、前橋工場での成功事例をもとに、すかいらーくグループの他工場への横展開を計画している。製造工程ごとの品質管理結果を記録する「品質保証カード」など、共通フォーマットのデジタル化を進め、グループ全体のDX推進のモデルケースとして確立を目指す。

■カミナシ
https://kaminashi.jp/

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