PLANT/10~3月減収減益、価格強化で売上総利益率が低下

2025年04月25日 16:55 / 決算

PLANTが4月25日に発表した2025年9月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高482億6500万円(前年同期比1.4%減)、営業利益9億7900万円(20.5%減)、経常利益10億5600万円(18.7%減)、四半期純利益7億5100万円(17.6%減)となった。

PLANT

売り上げ面は、既存店売上高は前年同期比1.1%増だったが、前期に1店舗を閉店した影響があり、減収だった。

総菜・ベーカリーは好調だが、雑貨は能登半島地震での防災用品需要の反動減があった。

利益面は、消費者の節約意識や価格競争が高まる中、客数回復を目的とした価格強化の実施による売上総利益率低下が響き、減益となっている。

集客力のあるガソリンの価格強化も、売上総利益率の低下につながったという。

そのほか、同社にしかない価値あるPB商品を開発し、目的来店性・粗利率アップを図るため、PB開発本部を設置し、アパレルを中心に商品開発の強化を行っている。

しかし、商品の良さを顧客に伝えきれていなかった課題から、商品開発の強化に加えて販売や宣伝との連携「商販宣の連携」による価値の発信を強化する取り組みを進めている。

全23店舗でセルフレジ導入を完了させ、セルフレジ利用客数の増加によりレジに関わる人件費の削減を図った。

また精肉部門では、チャンスロス・廃棄ロスの削減、店舗での作業時間の短縮を図るため、2024年10月にプロセスセンターを稼働開始した。

通期は、上期の業績から売上高・各利益ともに下方修正した。

売上高は前回予想比3億3500万円減の974億6500万円(1.1%減)、営業利益6億5000万円減の18億円(15.4%減)、経常利益6億5000万円減の19億円(15.5%減)、四半期純利益3億5000万円減の13億5000万円(269.2%増)を見込んでいる。

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