ライフ/ビオラル事業が躍進、有機農産物売上高は5年で10倍に
2025年10月08日 11:18 / 経営
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ライフコーポレーションは、「BOI-RAL(ビオラル)」の出店を加速している。
ビオラルは、「オーガニック」「ローカル」「ヘルシー」「サステナビリティ」をコンセプトに、2016年6月1号店「靭(うつぼ)店」をオープン。2030年までに50店舗体制を目指している。
2025年度上期(2025年3~8月)は、3店舗出店。そのうち2店舗では、上期中に黒字化を達成した。
「さんちか店」は素材を生かした総菜を強化。単独店のノウハウを蓄積している。
「新宿京王百貨店」の店舗は、ローコスト出店への挑戦であり、商品供給、売り場管理を強化している。
また、上期の「ビオラル」プライベートブランド(以下:PB)の売上高は、54億円だった(前年同期比21%増)。
10月7日開催された決算会見で岩崎高治社長は、「ビオラル事業で、特に力を入れているのはPBの開発。5月に投入したオーガニックのインナー、ショーツは計画を上回る結果が出ている。食品はもちろん、生活雑貨から衣料品までトータルで強化していく」と今後の戦略を述べた。
さらに、ライフでは有機農産物の売上高も伸びている。「海外に比べ、日本のオーガニック市場は小さく、成長の余地がある。ライフ店舗での有機農産物は2019年度は3億円だったが、2024年度は30億7000万円と約10倍になっている」という(岩崎社長)。
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