ツルハHD 決算/通期売上高1兆4530億円へ、鶴羽社長「統合シナジーに手応え」
2026年01月08日 15:16 / 決算
ツルハホールディングスが1月8日に発表した2026年2月期第3四半期決算によると、売上高8333億8300万円、営業利益405億9500万円、経常利益407億3300万円、親会社に帰属する当期利益269億7600万円となった。
通期は、売上高1兆4530億円、営業利益633億円、経常利益636億円、親会社に帰属する当期利益395億円を見込んでいる。
2025年12月1日付でウエルシアホールディングスと経営統合したことから、通期予想に同社の第4四半期の業績を取り込んだ。
また、ウエルシアHDの連結子会社化に伴うのれん償却費55億円、段階取得に係る差益(特別利益)は105億8300万円と試算している。
同日開催された決算説明会で、鶴羽順社長は統合の進ちょくについて次のように述べた。
「シナジーは統合前に第3者機関が試算した金額と、われわれがこれからやろうとしていることの差は大きくないと手応えを感じている。4月の中期経営計画発表に向け、イオングループのリソースも生かした海外戦略をどう立てていくかが課題だ」。
また、ウエルシアHDの桐澤英明社長は「人事交流を実施し、お互いの理解が深まってきたと感じる。シナジーでは商品面の割合が大きいが、12月からNB商品の交渉が始まっている。ある程度シナジーが出せそうだ。PBもツルハとウエルシアのチームが一緒になって、『からだとくらしに、+1』の開発を具体的に進めている」と話した。
ツルハHDの第3四半期までの実績は、既存店売上高が前年同期比2.4%増と堅調に推移。売上高は8333億8300万円と計画通りだった。
粗利率は、OTC薬の不振や引き続きマスクなど感染症予防商材の減少などにより、前年を下回った。しかし、販管費は引き続き管理を徹底した結果、営業利益は405億9500万円と計画を上回った。
なお、当期純利益は、投資有価証券売却益が寄与し269億7600万円となっている。
第3四半期は、前年の風邪・新型コロナウイルス流行によるOTC需要減の反動はあったものの、処方せん枚数増・単価増となった調剤、米・菓子・冷凍食品などが伸びた食品が好調だった。
化粧品は一部メイクブランドの販売終了、夏物季節品の不振で売り上げ構成比が低下。一方、基礎化粧品は順調に推移しており、回復傾向にあるという。
マスクや育児用品の構成比も下がっている。
全PB売り上げ構成比は11.8%。全PB粗利率36.6%、くらしリズム粗利率45.8%だった。
さらに、出店戦略では、出店78店舗、閉店46店舗で、11月末の店舗数は2690店舗となっている(調剤店舗数は1005店舗)。
スクラップ&ビルドによる閉店は12店舗、既存店は97店舗改装した。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。
