ワコールHD/4~6月、中国事業が好調売上高1.4%増
2018年08月03日 09:00 / 決算
ワコールホールディングスが7月31日に発表した2019年3月期第1四半期の連結決算は、売上高493億7300万円(前年同期比1.4%増)、営業利益43億9700万円(0.7%減)、純利益62億8900万円(59.6%増)となった。
売上面は、国内のインナーウェア事業は、卸売が堅調さを取り戻しつつあり、小売も好調に推移したが、ウエルネス事業、水着事業が苦戦した。
海外事業は、米国は低調、欧州は堅調に伸びた。
中国の邦貨換算後の売上高が前年同期に比べ17%増加し、全体の成長をけん引した。春節、婦人節による需要期の関係で売上比率が四半期の中でも最大の第1四半期に、販促強化が奏功し購買客数が増加した結果、百貨店の店頭ベースの販売額は6%増加した。
ピーチ・ジョン事業は国内販売が振るわず減収となった。通販事業では、SNSを活用した施策で訪問客数が増加、「ミラクルヌーディーブラ」を中心にブラジャーの売上は好調だったが、アパレル商品が低調だった。
店舗事業では話題性の不足による来店客数減少と採用難による販売員不足が響き7%の減少となった。
国内事業は、売上高274億7800万円(1.4%減)、営業利益19億9400万円(2.4%増)。
海外事業は、売上高147億2800万円(2.6%増)、営業利益23億4500万円(6.3%増)。
ピーチ・ジョン事業は、売上高27億700万円(1.9%減)、営業利益5500万円(75.2%減)。
2019年3月期通期の連結決算は、売上高2000億円(前期比2.2%増)、営業利益100億円(13.0%減)、純利益100億円(2.6%増)を見込んでいる。
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