ファミリーマート/メルカリの「梱包資材」発売、来店動機拡大
2019年10月29日 12:00 / EC
ファミリーマートとメルカリは10月29日、全国のファミリーマート店舗で「メルカリ」で販売した商品を梱包できるメルカリオリジナルの資材の発売を開始した。
一部店舗では、ファミリーマートのマルチメディア端末「Famiポート」近くの雑誌売場にて、専用什器を使い売場展開する。
宅配ビニール袋(5枚)税込140円、クッション封筒(2枚)130円、宅急便コンパクト専用箱70円、ネコポス用段ボール箱66円の4アイテムを発売する。
ファミリーマートでは、2016年3月から「らくらくメルカリ便」の発送を開始、多くのお客が発送拠点として店舗を利用している。
「らくらくメルカリ便」の取り扱いは、マルチメディア端末「Famiポート」を通じて対応するが、お客から「メルカリ発送時Famiポートを利用するので、梱包資材も合わせて購入できると便利」といった声があったことに対応した。
ファミリーマートは、「らくらくメルカリ便」のサービスを充実させることで、来店動機を拡大したいという。
メルカリ内でのアンケート調査では、出品未経験のお客が「出品しない理由」について、「梱包・発送作業が大変そうだから」が最も多くなっている。
その背景として、「(発送方法・梱包資材入手・梱包・送料の全ての軸で)どうしたらいいかよくわからない」との回答が多かった。そこで、お客が悩むことなく、簡単に梱包資材を入手できる取り組みに対するニーズがあることが分かった。
メルカリでは、新たに、ファミリーマートでメルカリ梱包資材を販売することで、「梱包資材をどこで入手したらよいかわからない」というお客の悩みを解決し、さらに発送拠点と梱包資材の取扱店舗を一緒にすることで、より手軽に「メルカリ」を利用できるようにしたいという。
ファミリーマートに先駆け、10月3日からはセブン-イレブンで、メルカリの梱包資材の販売を開始。10月15日からはローソンで、メルカリの梱包資材と「ゆうパケットプラス専用箱」の販売を開始しており、コンビニ3大チェーンの全て、梱包資材が購入できるようになった。
メルカリの商品の発送拠点として、コンビニは半数以上の構成比があるため、コンビニでのサービスを充実させることで、メルカリのさらなる認知度と利用の拡大を図っていきたいという。
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