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永谷園/パナソニックの賞味期限確認システム導入、商品回収リスク軽減

2017年11月08日 20:50 / IT・システム

パナソニック ソリューションテクノロジー(以下:パナソニック)は、マジックソフトウェア・ジャパン(以下:マジックソフトウェア)を通じて、永谷園にOCRソフト用開発キット「活字認識ライブラリー」を納入した。

<賞味期限確認システムを導入>
賞味期限確認システム

永谷園の基幹工場の一つである茨城工場では、 お茶づけや即席みそ汁などの乾燥品を中心に40種類以上(2017年8月末時点)の商品を製造。

大袋・化粧箱・段ボール箱の3段階のパッケージ化の各工程で、印字された賞味期限のチェック作業を午前と午後の2回行っている。作業は1日90回以上発生するため、これらを目で確認し、紙の管理表にチェックをつける作業を人手だけで行うのは現場にとって大きな負担。また、チェック漏れを低減・防止するための対策も課題だった。

アプリの高速開発で多数の実績・ノウハウを持つマジックソフトウェアは、同工場から相談を受け、 超高速開発ツール「Magic xpa(マジック エックスピーエー)」を用いて「賞味期限確認システム」を開発。

iPad上の操作で賞味期限の印字不良や間違いがないかどうかチェックできるシステムで、確認作業の効率化、商品回収リスクの軽減に貢献している。

具体的には、品質管理部門の担当者が携帯するiPadで大袋・化粧箱・段ボール箱に印字されたバーコード(JANコード、GTINコード)を読み取ると、マスターデータに登録されている商品情報(商品内容、賞味期限など)がiPadに表示される。

次にiPadで現品に印字された賞味期限・工場記号を撮影すると、OCRエンジンによって文字データに変換され、自動照合される。特殊な字体など、どうしても自動照合できないものは、担当者がiPadの画面で認識結果とマスターデータの情報を見比べ、「OK」または「NG」ボタンを押す。

管理者のPC(Windows)からもデータを参照可能となっている。

同システムには、パナソニックのOCRソフト用「カラーOCRライブラリー」シリーズ、「活字認識ライブラリー」が組み込まれている。

■永谷園 茨城工場 「活字認識ライブラリー」納入事例
https://www.panasonic.com/jp/business/its/ocr_sdk/case_nagatanien_1.html

■問い合わせ受付窓口
パナソニック ソリューションテクノロジー
電話番号:0570-087870
受付時間:9時00分~17時30分(土・日・祝・パナソニック指定休業日を除く)
https://www.panasonic.com/jp/business/its/ocr_sdk/sec/contact/agree.html

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