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幸楽苑/AIを活用した人事評価制度を導入

2018年11月22日 12:50 / IT・システム

幸楽苑ホールディングスは11月21日、AIを活用した人事評価制度を導入すると発表した。

人事評価クラウドシステムなどを提供する「あしたのチーム」と共同で、人事評価制度・QSC改革で外食産業の新しい働き方を構築するプロジェクトを発足するもの。

<あしたのチームとプロジェクトを発足>
あしたのチームとプロジェクトを発足

11月1日付で、代表取締役社長に就任した新井田昇氏が展開する「新幸楽苑戦略」の一環。

今回、「あしたのチーム」サポートのもと、2019年1月~3月の期間で幸楽苑の働き方、評価制度を分析。分析結果をもとに、クラウドサービスとAIを活用した幸楽苑オリジナルの人事評価制度を構築し、2019年4月を目処にAIを活用した評価制度を運用をスタートする。

11月から、各地区の責任者(DM)8人を社長直轄として選任した。

会社の基盤として店舗のQSC状態について密に連携を図っていくと共に、客観的視点でQSCを把握するために外部覆面調査を導入し、サービスの質向上と教育体制を強化する。

また、2018年12月31日15時~2019年1月1日は、幸楽苑64年の歴史上初めて年末年始を休業する。

2億円弱見込まれる売上よりも、スタッフの士気を優先することで、お客様に対するサービス向上に務めるという。

人口減少が進む現代において、外食産業においても人材の確保は、大きなテーマとなっている。

労働時間や労働環境の改善のほか、スタッフのモチベーション向上の為には、一人一人に正当な評価を伝え、自らに納得して働くことが重要となっている。

しかし、多くの飲食店では、店舗スタッフに対する評価指標が確率されておらず、マネージャーの主観によって評価がなされているのが現状がある。

プロジェクトにより、スタッフと企業の良好な関係を築き、質の高いサービスを提供する。

取り組みをスタートするにあたり、新井田社長自らアメリカのトップ飲食チェーンを視察し、小売・外食産業のQSC(品質・接客・清潔さ)を分析した。

業界の「当たり前」に捉われず、業績と社員の幸せを両立する会社を目指して取り組むという。

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