イシダ/量り売り効率化する「AI画像識別システム」2019年実用化目標
2019年02月18日 16:30 / IT・システム
イシダは2019年中に、「AI画像識別システム」の実用化を目指している。2月13日~15日、幕張メッセ(千葉県)で開催されたスーパーマーケット・トレードショー2019で、概要を明らかにした。
同システムは、現在北陸の惣菜店で実証実験中で、惣菜など商品の種類をAIが画像で識別、計量し、価格を決定、ラベルの生成までを自動的に行う。
多数の画像をAIに学習させることで、同じ惣菜でも、盛り付けによる見た目の違い、色合いの違いや、チーズの切り方の違いを識別できる。
売場スタッフが商品の呼び出しコードを検索しなくても、指定の場所に商品を置くだけで、自動的に重量、価格を印字した値札を作成する。
AIが画像で商品名、価格を識別、計量し、ラベルまで作成できるので、習熟度の低いスタッフでも現場でスムーズに作業できる。
また、顧客が自分で売場において計量、購入する場合も対応可能となっている。
野菜の量り売りや、似たような商品の多い駄菓子の量り売りでも、各商品を識別できるようにシステムを設計している。
同社では、売場のスタッフの業務を削減する「優人化」を目指しており、売場の省人化、スタッフの業務軽減を図る「AI画像識別システム」の早期実用化を目指す。
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