マルエツ/会計システム入力業務を自動化、200時間を20時間に
2019年02月20日 12:50 / IT・システム
マルエツはこのほど、本部経理業務における交通費精算業務と会計システム入力業務の自動化を実現した。2つの業務合わせて200時間を20時間に削減したという。
<システムのイメージ>

NECが、マルエツに、定型的なパソコン操作をソフトウェアロボットが自動的に行うRobotic Process Automation(RPA)を提供し、マルエツと協働で本部経理業務における交通費精算業務と会計システム入力業務の自動化を実現したもの。
本部において社員が申請した交通費を確認する業務や会計システムへ登録する際に行う金融機関との照合等の一連の作業を自動化した。
マルエツでは現在、店舗・本部業務の再設計を進めている。その中で、人はより付加価値の高い業務にシフトする「働き方改革」の取組みとして、RPAをデジタルレイバー(社員の一員)として位置付け、人の作業が代替可能な業務のRPA化を推進している。
今回の提供にあたり2018年4月から6月まで実施した実証では、交通費精算業務と会計システム入力業務について、月間で掛かっていた工数の約9割を削減できた。
会計システム入力業務では、複雑な作業のため発生していた社員教育の負担軽減を実現した。
NECはマルエツのRPAを活用した業務改革を推進するとともに、今後も先進ICTを活用した各種ソリューションを提供することで、スーパーマーケットの売上拡大や顧客サービス向上、業務改善などに貢献するという。
3月5日~8日、東京ビックサイトで開催される「リテールテックJAPAN2019」で、今回のRPAを出展する。
■スーパーマーケット向けソリューションについて
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