靴3社/10月、ABCマートのみ既存店・全店売上増
2017年11月13日 12:40 / 月次
ABCマート(2017年2月期売上高:2389億円)が発表した10月度概況によると、既存店売上高は前年同月比2.5%増、客数1.0%増、客単価1.5%増となった。全店は、売上高2.4%増、客数1.0%増、客単価1.4%増だった。3店舗出店、4店を閉店し、月末店舗数は943店だった。
10月度は、昨年に比べ土曜日が1日少なく、また月後半の週末に2度の大型台風があったものの、好調に推移。商品別では、スポーツシューズの販売が好調だった。また悪天候が多かった影響で防水防滑など機能系シューズの販売も増えた。
チヨダ(2017年2月期売上高:1370億円)が発表した10月の売上客数前年比(速報)によると、既存店売上高は前年同月比6.4%減、客数6.5%減、客単価0.1%増となった。全店は売上高5.2%減、客数6.2%減、客単価1.0%増だった。
4店舗出店、2店閉店し、月末店舗数は1082店。
当月の売上は、平日は週を追うごとに良くなったものの、台風が2週連続で直撃した週末には伸び悩んだ。曜日の影響については、土曜日が1日少なく、2ポイント強のマイナス要因となった。
商品別では、雨の日が多かったため、防水機能を備えたビジネスシューズやスニーカー、レインシューズの販売が好調に推移。また、ブーツ等秋冬物商品も堅調な滑り出しとなった。
出退店については、出店強化方針であるシュープラザ4店を出店し、旧アイウォーク店舗であるノースブルックとクリピエの計2店舗を閉店した。
ジーフット(2017年2月期売上高:1022億円)が発表した10月度の売上高前年比速報によると、既存店売上高は前年同月比5.5%減となった。全社売上高は3.8%減だった。
4店舗出店、1店を閉店し、月末店舗数は897店となった。
10月は、全国的に雨の日が多くレインシューズ・シューケアー用品の売上は前年を上回る実績となり、ビジネスシューズも悪天候による買い替えなどで機能系商品の販売が好調。昨年に比べ土曜日が1日少ない曜日まわりだったことと、月後半の2度の大型台風による週末の売上マイナスの影響が大きかった。
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