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大手百貨店/4月5社そろって増収、帽子・パラソルなど夏物好調

三越伊勢丹ホールディングス、J.フロントリテイリング、高島屋、エイチ・ツー・オーリテイリング、そごう・西武は5月1日、4月の売上速報を発表した。

<百貨店イメージ>
百貨店イメージ

三越伊勢丹1.8%増、J.フロントリテイリング5.4%増、高島屋2.9%増、エイチ・ツー・オー6.0%増、そごう・西武0.4%増となった。

婦人の帽子やサングラスなど夏物が好調に推移。インバウンドも化粧品や高額品がけん引し、前年同期を上回っている。

■三越伊勢丹(2017年3月期売上高:1兆2534億円)
国内百貨店既存店計売上高は、1.1%増となった。内訳は、首都圏三越伊勢丹既存店計1.8%増、国内グループ百貨店0.1%増だった。

伊勢丹新宿本店店頭は2.7%増、三越日本橋本店店頭は2.9%減、三越銀座店は9.1%増となった。

基幹店、札幌、名古屋、福岡といった大都市圏の店舗での高額品や化粧品の牽引により、国内百貨店の既存店売上は9か月連続、首都圏の三越伊勢丹の既存店売上も11か月連続で前年実績を上回った。

基幹店では、ラグジュアリーブランド・宝飾時計・化粧品等の好調な実績に加え、月を通して気温が高く推移したことで、例年より早く夏物アイテムの関心が高まったことも実績の押し上げに寄与。

特に、婦人衣料品ではワンピースやカットソー、婦人雑貨では帽子やサングラス等のUV対策アイテムが好調であった。

免税売上は引き続き好調に推移。日本人顧客同様に化粧品や高額品への関心が高い。

■J.フロントリテイリング(2018年2月期売上高:4699億円)
大丸松坂屋百貨店の売上高は5.4%増、博多大丸、下関大丸、高知大丸を含めた百貨店事業の売上高は5.1%増となった。

4月度の百貨店事業の売上高は、気温が平年より高く推移したことにより、ブラウス、ワンピースなどが好調に推移し、婦人の帽子、パラソルも活発に動いたほか、化粧品、ラグジュアリーブランド、美術宝飾品も大きく売上を伸ばした。

大丸松坂屋百貨店合計は14か月連続、百貨店事業合計は13か月連続で前年実績を上回った。

また、大丸松坂屋百貨店の免税売上高(速報値)は、対前年50%増(客数同45%増、客単価同3%増)となった。

店舗別では、東京店が20か月連続、札幌店が17か月連続、心斎橋店が16か月連続で対前年プラスとなるなど、直営14店舗中9店舗と博多大丸が前年実績を上回った。

札幌店3Fで4月25日にオープンした「美・食・雑貨」を組み合わせた新編集売場「KiKiYOCOCHO(キキヨコチョ)」は、若い女性を中心に幅広く人気を集め、目標を大きく上回る好調なスタートをきった。

■高島屋(2018年2月期売上高:9495億円)
高島屋単体13店の売上高は2.9%増、岡山高島屋、岐阜高島屋、米子高島屋、高崎高島屋を含めた17店の売上高は2.6%増となった。

4月度の店頭売上は、高額品・免税売上が引き続き伸長したことなどにより、2か月連続で前年実績を上回った。

なお、免税売上は前年比23.7%増となった。

店舗別では、大型店が大阪店・京都店・横浜店・新宿店が前年を上回ったが、日本橋店は改装影響などにより 前年に届かなかった。

郊外地方店では、堺店・泉北店・玉川店・柏店・高崎店が前年を上回った。立川店・米子店は前年同月比で売場面積が縮小している。

商品別売上は、高額品の特選衣料雑貨(同社分類による17店舗ベース、以下同じ)・宝飾品が、堅調な国内需要と好調な免税売上により大きく伸張したほか、シーズンアイテムが好調だった婦人雑貨や呉服・リビングなどが 前年比プラスとなった。

また、食料品は前年並みで推移した。一方で紳士服・婦人服は、平年より高温の日が多かったことにより夏物アイテムに動きはあったものの、前年には届かなかった。

■H2O(2017年3月期売上高:9012億円)
百貨店事業の全社計の売上高は、6.0%増となった。内訳は阪急本店10.8%増、阪神本店6.7%増、支店計1.5%減。全店売上高は17か月連続で前年実績を上回った。

閉店した堺 北花田阪急を除く既存店売上高は7.9%増だった。

寒暖差が大きいものの、中旬以降は一気に気温が上昇し、婦人ファッションはブラウスやカットソー、サンダルなどの初夏アイテムが好調に推移。

また、UV対策としてパラソルや帽子、サングラスなどの動きが良かった。

阪神梅田本店は、建て替え第Ⅰ期棟のオープンを前に開催の売りつくしセール(4月11日~)が広域からの集客に寄与し、婦人ファッションやリリビングを中心に賑わいを見せ、大きく嵩上げした。

昨秋に改装した博多阪急(15%増)が、広域からの「ハレ」マーケットに対する反応が良く、引き続き好調を維持した。

阪急本店は、気温の上昇に伴いブラウスやカットソー、サンダルなどの初夏アイテムに加えて、SSのトレンドである丈長のスカートが人気。

またUV対策として、化粧品やパラソルや帽子などの動きもよく、婦人ファッション(14%増)全体が、引き続き好調に推移。

大規模改装を行ったベビー・こども服(11%増)は、ミレニアル世代の来店促進と、買いまわりに繋がり、好調を維持した。

高額品(13%増)は、高級ブランド品、時計ともに好調継続。

阪急メンズ大阪は、催しの時期ずれの影響があるものの、初夏アイテムに加え、スールなどのビジネスアイテムも好調に推移した。

また、海外ブランドも引き続き高伸し、催しの売上実績をカバー。

インバウンド(約6割増)は、高額のジュエリーや時計に加えファッションアイテムも伸長。また、リピーターの多い化粧品も好調を維持した。

■そごう・西武(2018年2月期売上高:7296億円)
そごう・西武15店の売上高は0.4%増、西武池袋本店は2.9%増となった。

婦人雑貨、紳士服、こども服、高級雑貨が牽引し、9か月連続で前年越えとなった。

婦人雑貨は化粧品が続伸。紳士服は気温の上昇とともに、初夏物が動いた。こども服は、各店で開催の動員催事が好調に推移。高級雑貨は高額時計や宝飾、および美術が好調を維持した。

免税売上高は前年約2割増、免税利用客数が前年約2割増と依然好調に推移し、17か月連続で前年伸長となった。一般物品の伸長には一服感が見られるが、化粧品や食品などの消耗品は依然として高伸長が続いている。

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