ショッピングセンター/12月既存SC3.6%減「冬物不振」で3カ月連続減
2020年01月23日 12:20 / 月次
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日本ショッピングセンター協会が発表した12月のショッピングセンター(SC)販売状況によると、既存SC売上高の前年同月比は3.6%減となった。
12月度の既存SC売上高は、前年より休日日数が2日少なかったこと(祝日、土曜日各1日減)や、全国的に平年より気温が高めに推移したことにより冬物商品の売れ行きが鈍かったことなどが響き、総合で3.6%減となり、前月(1.6%減)よりマイナス幅が広がった。
また、クリスマス時期の曜日回りが昨年と比べてよくなかったことの影響、消費税増税に伴う買い控えが影響しているとの声もあった。
立地別・構成別をみると、テナント、キーテナントともに全ての立地で前年を下回った。特に、百貨店やGMSの売上を大きく落とした施設が多く、中都市中心地域のキーテナント(5.5%減)、周辺地域のキーテナント(5.0%減)のマイナス幅が大きかった。
立地別・地域別をみると、すべての地域で前年を下回った。特に、回答のあった全SCで前年比マイナスとなった。四国は、6.8%減と大幅減となった。
都市規模別・地域別でも、大都市、その他の地域ともにすべてマイナスとなった。大都市では川崎市(8.1%減)が前年リニューアルの反動減などの影響により落ち込みが目立った。
業種毎の販売動向をみると、暖冬の影響によりコートやブーツなどの冬物商品が苦戦し、衣料品や靴などを不振と回答するSCが11月よりも増加した。
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