ファミリーレストラン/休業・時短営業で5社の5月既存店売上高半減
2020年06月19日 13:30 / 月次
ファミリーレストラン主要5社が発表した5月の月次営業情報によると、既存店売上高はすかいらーく47.8%減、サイゼリヤ52.2%減、セブン&アイ・フードシステムズ49.6%減、ジョイフル52.7%減、ロイヤルホスト45.8%減と、新型コロナウイルス感染拡大防止のための休業や時短営業が響き、各社前年同月に比べ半減した。
客数は、すかいらーく52.6%減、サイゼリヤ52.4%減、セブン&アイ・フードシステムズ55.4%減、ジョイフル54.5%減、ロイヤルホスト59.4%減だった。
客単価は、すかいらーく10.2%増、サイゼリヤ0.4%増、セブン&アイ・フードシステムズ13.1%増、ジョイフル4.0%増、ロイヤルホスト33.4%増となっている。
■すかいらーく(2019年12月期:売上高3753億円)
既存店売上高は47.8%減、客数52.6%減、客単価10.2%増。全店売上高46.6%減。
5月初旬は、緊急事態宣言の延長および各自治体からの要請に従い、安全対策や感染防止策に最大限に考慮し、原則20時までの営業だった。
緊急事態宣言が解除された地域から営業時間を22時までに延長。オフィス街や都内の観光地などでの売上回復が遅れているものの、全般的には月末にかけて回復基調に外出自粛要請下であったゴールデンウイークは、デリバリー、テイクアウトの売上が好調に推移した。
特に、ガスト、から好し、とんから亭、魚屋路のテイクアウトが好調だった。
店内飲食、デリバリー、テイクアウト全てに対応したメニューを拡充。デリバリー・テイクアウト需要に応え、おかずのみ、主菜のみの商品を投入した。
外出自粛要請による客数減に対応し、食材廃棄を抑えるため店内飲食メニューを一部限定して提供。5月売上は、デリバリー前年比約60%増、テイクアウトは前年比約4.3倍に増加した。
チラシ配布、アプリの告知などですかいらーくグループのテイクアウトの認知度を向上。テイクアウトサイトの新規登録者数は前月比1.4倍に拡大している。
また、コロナ影響終息後を見据えた店内飲食プロモーションの土台づくりとして、ブランド横断ですかいらーくアプリ登録キャンペーンを実施。5月会員数は前月比1.5倍増になっている。
外食の新たな消費動向に対応し、7月1日よりグループ全店の営業時間を原則23時30分までに変更を発表した。
5月度新規出店は5店(しゃぶ葉2店、から好し2店、バーミヤン1店)2店舗をから好しに業態転換し、から好しの5月末店舗数は91店舗。グループ計3269店舗。
■サイゼリヤ(2019年8月期:売上高1565億円)
既存店売上高52.2%減、客数52.4%減、客単価0.4%増。店舗数953店。
全店売上高55.1%減、客数55.4%減、客単価0.6%増。店舗数1081店。
休業113店、閉店3店だった。
5月の既存店売上高は、土日祝祭日による日数が、前年同月よりも1日多かったことが、2%ポイント程度プラスに影響した。
「テイクアウト客数=テイクアウト売上高÷イートイン平均客単価」に基づき算出した客数をテイクアウトによる客数として加味している。
■セブン&アイ・フードシステムズ(2020年2月期:売上高743億円)
デニーズ
既存店売上高49.6%減、客数55.4%減、客単価13.1%増。
全店売上高49.5%減。
■ジョイフル(2019年6月期:売上高728億円)
既存店売上高52.7%減、客数54.5%減、客単価4.0%増。
全店売上高53.6%減、客数55.4%減、客単価4.0%増。
出店退店0、店舗数合計706店。
■ロイヤルホールディングス(2019年12月期:外食事業626億円)
ロイヤルホスト
既存店売上高45.8%減、来客数59.4%減、客単価33.4%増。
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