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ミニストップ/閉店店舗の木材をリユースした店舗を出店

2018年01月12日 12:35 / 店舗

ミニストップは1月12日、埼玉県深谷市に、国産FSC認証材を活用した新たな取り組みとして、国産FSC認証材を使用したリユース店舗「ミニストップ深谷小前田店」をオープンした。

<ミニストップ深谷小前田店>
ミニストップ深谷小前田店

ミニストップは、地球温暖化防止や生物多様性の保全を目的として、環境に配慮した店舗建設に取り組んでいる。

その一環として2009年より、適正に管理された森林から切り出された木材である国産FSC認証材を活用した店舗展開を進めている。

2017年12月末現在、ミニストップ出店エリア27都府県に延べ246店を建設している。

ミニストップの木造店舗は、木材の接合部分にボルトを用い分解や再利用を可能な設計にするなど、建設段階からリユースを見越した対応を行っている。

リユース店舗の建設には、閉店店舗と開店店舗の距離(CO2排出量の抑制)、閉店から開店までの期間(保管期間の短縮)など環境やコストの側面から一定の条件が必要となる。

これらの条件に合致した物件において、新たな取り組みとして、閉店店舗の木材を活用したリユース店舗を建設した。

<建設中の店舗>
建設中の店舗

同じ大きさの店舗を再利用する場合、柱や梁など約73%の木材の再利用が可能となる。土台や間柱、筋交いは新しい木材を使用し、強度を確保するという。

今回は、旧型店舗(18型)から現在の標準店舗となる新型(20型)への店舗面積を広げての移築となるため、再利用できる木材に制限があり、再利用率は約33%となっている。

旧型・18型店舗は、横幅18M、店舗面積約176m2、木材使用量は約13立方メートルで、新型・20型店舗は横幅20M、店舗面積:約200m2、木材使用は約16立方メートル。

今後も、諸条件が合致した際にはリユース店舗の建設を行い、FSC認証材を活用した取り組みを継続するとともに、環境と社会面で持続可能な店舗づくりを実現するという。

店舗概要
所在h氏:埼玉県深谷市小前田字新田2899-1
店舗面積:199.92m2
木材使用量:15.5898立方メートル
内再利用木材:5.1408立方メートル

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