西日本鉄道×イオン/天神コア、ビブレなど3施設を一体再開発
2019年11月29日 15:40 / 店舗
西日本鉄道とイオンは11月28日、福岡ビル、天神コアビル、天神第一名店ビルを一体的に再開発する「(仮称)天神一丁目11番街区開発プロジェクト」を発表した。
西日本鉄道は、福ビル街区(福岡ビル、天神コアビル、天神第一名店ビルを含む街区)建て替えプロジェクトにおいて、街区全体の同時開発を決定。併せて、イオングループのイオンモールと、同社の新ビルへの出店について合意した。
同プロジェクトは、開発を2期に分ける段階開発として着手し、これまでに第1期事業である福岡ビル、天神コアビルの建替計画を推進してきた。今回、イオンモールをはじめとした関係各所との協議の結果、天神第一名店ビルを含めた街区全体の同時開発が可能となり、天神ビッグバンの期限である2024年までに街区全体の建替完了を目指す。
新たなビルは、幅約100m、奥行80m、延床面積約13万8000m2の大規模ビルとなる。第1期事業と比較して、オフィスフロア、商業フロアの面積はそれぞれ約1.4倍に拡大し、ホテルの室数も増える計画だ。
また、オフィスフロアの基準階面積は約4300m2と西日本最大規模となっている。広い面積を必要とするテナント企業をはじめ多様な企業の進出を促進する。
建替のスケジュールは、既に解体着手している福岡ビルに続き、2020年4月以降に天神コアビル、天神第一名店ビルの解体に着手し、2024年3月竣工、同年夏のオープンを見込む。
新ビルにおけるイオンモールの出店形態については、地下階一部飲食ゾーン、「ヘルス&ウエルネス」をコンセプトとしたスーパーマーケットを含む食物販ゾーンを予定している。
建替に伴って天神ビブレが閉館するにあたり、閉店セールを実施。天神コアとともに、閉館の最後の日まで天神のまちの賑わい創出に取り組む。
今後、福ビル街区の開発を通して、両社のもつ事業ノウハウや事業基盤を活用しながら、天神ビッグバンプロジェクトの推進に寄与。天神明治通り街づくり協議会が掲げる「アジアで最も創造的なビジネス街」の実現を目指していく。
■ (仮称)天神一丁目11番街区開発プロジェクト
所在地:福岡市中央区天神1-11
敷地面積:約8600m2
延床面積:約13万8000m2
階数:地上19階、塔屋1階、地下4階
建物高さ:約96m
用途:商業、オフィス、ホテル、カンファレンスなど
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