高島屋/「立川高島屋S.C.」百貨店区画の営業終了、来秋全館専門店化へ
2022年04月11日 15:00 / 店舗
高島屋は4月11日、東神開発が運営する「立川高島屋S.C.」について、全館を専門店として2023年秋リニューアルすると発表した。
これに伴い百貨店区画である高島屋立川店(以下立川店)の営業を2023年1月31日終了する。
立川高島屋S.C.は、高島屋立川店が百貨店として1970年6月に立川駅前にオープンし、1995年3月に現在の場所に移転。2015年9月に商業開発子会社の東神開発が施設全体の管理を担うこととなった。2018年10月には高島屋立川店を核テナントとする「立川高島屋S.C.」として改装オープンした。
現在、「立川高島屋S.C.」の周辺エリアは、新しい商業施設や宿泊施設の開業などにより活性化している。このような経営環境の変化に対応し、より地域の顧客のニーズに幅広く対応するとともに次世代顧客を獲得していくため、新たな専門店を導入し、これに伴い従来の百貨店区画は営業を終了することとした。
同社がグループ総合戦略「まちづくり」を推進する中で、東神開発が培ってきた商業施設運営やテナント誘致のノウハウを最大限に活用し館の魅力を最大化していくことにより、グループの安定的な利益創出を目指す。
なお百貨店営業終了後も、同社グループの商業施設であることが、顧客や地域住民に伝わるよう、「立川高島屋S.C.」の名称を継続する。
■立川高島屋S.C.
所在地:東京都立川市曙町2-39-3
延床面積:3万1121m(百貨店1万1141m2、専門店1万9980m2)
店舗数:51店舗(高島屋立川店、専門店50店舗)
開業:2018年10月11日
■高島屋立川店
売上高:81億5000万円(2022年2月期)
開業:1970年6月5日
従業員数:140人(2022年3月)
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。