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虎ノ門駅前/「虎ノ門一丁目東地区」着工、ビル低層部に商業エリア

2024年01月22日 17:01 / 店舗

虎ノ門一丁目東地区市街地再開発組合と中央日本土地建物、独立行政法人都市再生機構、住友不動産の参加組合員3者は1月22日、「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」の起工式を執り行い、着工した。

<オフィスビルの北側立面パース>

同事業は、国家戦略特別区域計画の特定事業に指定された再開発事業で、約1.1haの計画区域内に、延床面積約12万m2の「駅と一体となった国際的なビジネス交流拠点」を整備する。建築家の小堀哲夫氏をはじめとするデザイナーとのコラボレーションにより、東京の国際競争力と魅力向上に資するまちづくりを進めていく。

事業コンセプトは、多様な出会いと閃きが生まれる「INCLUSIVE GATE」。「人」を中心に据えた次世代型のワークプレイスに加え、2~5階の「(仮称)虎ノ門イノベーションセンター」を中核とした、新しい閃きやムーブメントを生むインクルーシブな共創の場を創出する。

<循環システムイメージ図/コンセプトスケッチ>

建物低層部には、店舗エリアや東西のガーデンテラスなど、賑わいや交流の場として地域に開かれた空間を創出する計画だ。次世代のオフィスビルとして、消費エネルギーを効率的に削減する設備・仕様を導入するほか、地下雨水ピットから屋上庭園まで水を汲み上げ、自然流下でオフィスフロアや商業エリアに水を流す「超高層循環水景システム」によるヒーリング効果で付加価値向上を目指す。

<29階屋上庭園/オフィス基準階バルコニー>

施設計画では、オフィスワーカーにとって居心地の良い空間の充実を目指し、緑豊かなテラスへとつながるオフィスロビーをはじめ、各階の小川が流れるバルコニーや、最上階のラウンジと屋上庭園など自然を感じられる空間を創出。基準階面積約2800m2のオフィスに加え、各所に入居者が自由に利用できる居心地の良い共用空間を設けることで閃きを誘発し、イノベーションを促す。

<地下駅前広場と駅空間/1階パサージュ>

東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅周辺で行われてきた歩行空間の整備を拡充し、駅南側の空間整備を完了するとともに、新たに南北を接続する地下通路を整備する。地下駅前広場は地上との連続性を高め、外堀通り側の1階にはパサージュを設け開放的な空間とすることで、多様な人々を受け入れる「INCLUSIVE GATE」として相応しい都市基盤整備を推進する。

<周辺マップ>

■虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業
事業主体:虎ノ門一丁目東地区市街地再開発組合
所在地:東京都港区虎ノ門1-1000
容積率:1500%
敷地面積:6397.27m2
延床面積:11万9886.17m2
主要用途:事務所、店舗、ビジネス支援施設 等
階数:高さ地上29階地下4階/171.31m
着工:2024年1月22日
竣工:2027年6月15日予定
設計:日本設計
施工:戸田・西松建設共同企業体
ブランディングディレクター:春蒔プロジェクト・GOODTIME

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