ローソン/震災体験からコンビニのあり方を考える、動画と社内報を公開
2021年03月10日 11:20 / 経営
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ローソンは3月9日、東日本大震災から10年の節目を迎える今年、災害時に何を注意しどのような行動を取るのか、コンビニの役割は何かなどをまとめた「東北地区のオーナーの座談会動画」とWEB版社内報「マチのあかりになる」を作成したと発表した。
ローソングループ向けに作成したものだが、今回ホームページで社外にも紹介している。
<東北オーナー座談会動画>
出典:ローソン公式Youtubeチャンネル
ローソンでは、東日本大震災から1年後の2012年3月に、震災での経験や記憶を「記録」という形にして将来のために残しておきたいと考え、震災発生から被災地の再起・復興に向けた対応をまとめた社内記録冊子「それぞれの3・11」を発行した。
社内記録冊子は、国内のみならず海外からも見せて欲しいとの多くの要望があり、その後、コンビニは地域に根付いた「第4のインフラ」と言われる契機となった。
一方で、東日本大震災でローソンでは20人あまりの命が犠牲になった。今後、災害が起こった際には決して犠牲者を出さないと誓っている。まずは人命を最優先し、その後、被災地の復興にコンビニとしてどのような役割を果たすべきかを再認識しているという。
今回の座談会動画とWEB版社内報は、「それぞれの3.11」のその後についてまとめたもの。当時のオーナーの経験談から初動の大切さとその後地域に対してどのような役割を果たすことができたのか、また、震災を受けて広がった店内厨房や移動販売のサービス、お客からの要望の多かった薬販売などの取り組みを紹介する予定だ。
■社内報「マチのあかりになる」内容と公開スケジュール
(ローソン公式ホームページに公開)
第1回:被災地 東北オーナーの想い(3月10日公開)
第2回:3.11から広がったサービス-移動販売と店内厨房-
第3回:1,097人の夢を応援-店頭募金から広がる支援-
第4回:お店とマチの安全・安心を守る-防災と物流の取り組み-
第5回:被災地オーナーから全国のオーナーに伝えたいこと
第6回:これからもマチのあかりとして-暮らしを支えるためにできること-
※2回目以降は3月中に順次公開予定
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