ローソン/災害時専用おにぎりの作成訓練を開始
2025年08月26日 15:16 / 経営
ローソンは8月26日、店内厨房を活用した災害時専用おにぎりの作成訓練を「ローソン久が原一丁目店」(東京都大田区)で実施した。
店内調理「まちかど厨房(ちゅうぼう)」のおにぎりと異なり、ノリや具材は使用せず、塩などの味付けもしない、米だけのシンプルなおにぎりとなる。
まちかど厨房のおにぎりは、厨房にて専用の製造器で作成しており、現在約2300店で販売している。今回試験導入する災害時専用おにぎりは、まちかど厨房導入店全店(全国約9600店)で作成できる仕様となっている。
有事の際は、おにぎりや弁当などの製造工場の被災や、道路寸断などさまざまな要因で店舗へ商品が配送できなくなる場合が想定される。
同社は、2011年の東日本大震災時、店舗への商品供給が滞る中、店内厨房を活用し商品提供を続けた。
その経験をきっかけに、厨房設備を活用した災害時の取組について検討を進めていたという。
今回、オペレーションや衛生面などの課題を解決したため、災害時専用メニューの全店導入に向け、作成訓練を行う。まずは「ローソン久が原一丁目店」で開始。店舗オペレーションや顧客の意見などを検証し、全国の厨房導入店での展開を目指す。
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