ローソン/店内厨房を活用した「ゴーストレストラン」九州で開始

2025年04月17日 16:25 / 経営

ローソンは4月17日、デリバリー専用として開発した商品を、店内の厨房(ちゅうぼう)で調理して届ける「ゴーストレストラン」を九州エリアで開始した。

<デリバリー専用商品を開発>
デリバリー専用商品を開発

同社の「ゴーストレストラン」のサービスは、2022年1月から東京都内の1店舗で実証実験をスタート。現在関東、近畿、中部、東北エリアの約300店舗(2025年3月現在)で導入されている。九州エリアでの事業展開は今回が初めて。

現在九州エリアの約1100店舗に導入している店内厨房を活用。まず4月17日より福岡市内の20店舗で開始し、今後導入店舗を広げていく予定だ。

ローソンの竹増貞信社長は「厨房があるコンビニいうことで、ゴーストレストランはお客様から高く評価されている」と述べ、2025年度中に1400店舗まで拡大させる計画。

ゴーストレストランのブランド(屋号)は、スパゲッティがメインの「スパゲッティの小屋」、チャーハンを中心に展開する「炙りチャーシュー炒飯店」、フライドポテトなどがそろう「Fried Foods Shop」の3ブランド。

先行して展開している他のエリアでは、トッピングを加えたメニュー、大盛や特盛の商品が人気。ローソン店舗で販売している「からあげクン」、ソフトドリンク、アルコールなどと一緒に注文されることも多く、飲食店の閉まった深夜の時間帯での受注件数が多いという。

同サービスは、顧客がUber Eatsなどのアプリを通じて注文する仕組み。

注文を受けた後に調理を行うため、でき立ての商品を提供できる。

朝食や昼食需要に合わせて調理を行っている店内厨房の空き時間活用にもつなげたい考え。

発売する商品は、店舗で販売する商品とは別に、デリバリーで人気の高いメニューを参考に開発している。

さらに、アプリ上の店舗名表記は、顧客が好みの商品を選びやすいように商品に合わせた別の店舗名(ブランド名)となっており、屋号店名に続き「powered by LAWSON」と表示される。

ローソンの厨房を活用することで、飲食店が少ない地域のレストラン代わりにもなるデリバリーを目指している。

メニューは「スパゲッティの小屋」ペペロンチーノ シングル税込み900円、「炙りチャーシュー炒飯店」チャーハン普通盛780円、「Fried Foods Shop」フライドポテト シューストリングM680円など。

■4月17日導入店舗
ローソン和白東二丁目店
ローソンミズ西鉄香椎駅前店
ローソン福岡下原四丁目店
ローソン福岡香椎駅前店
ローソン比恵町店
ローソン博多千代四丁目店
ローソン博多古門戸町店
ローソン博多駅東三丁目店(工事の都合でサービス開始が遅れる可能性あり)
ローソン博多店
ローソン山王店
ローソン福岡神松寺二丁目店
ローソン福岡清川二丁目店
ローソン福岡警固西店
ローソン福岡大橋駅前店
ローソン福岡警固一丁目店
ローソン福岡荒戸二丁目店
ローソン福岡田島二丁目店
ローソン福岡周船寺二丁目店
ローソン城西三丁目店
ローソン地行三丁目店

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