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米ウォルマート、京東/共同出資、中国の配送強化で

中国のECサイト「京東商城(JD.com)」を運営する京東集団は8月9日、米ウォルマートと共に京東集団の関連会社である「達達-京東到家」に5億ドルの資金を共同出資したと発表した。

<「達達-京東到家」の配送員>
「達達-京東到家」の配送員

今回の共同出資により、京東集団と米ウォルマートのパートナーシップが更に強化された。

ウォルマートは2016年6月に「達達-京東到家」と戦略的パートナーシップを締結し、同年10月には5000万ドルを出資し提携を強化し、2017年10月には、ウォルマートの「京東到家」でのオンライン販売額は30倍に成長した。

中国にある約200社のウォルマートの実店舗は「達達-京東到家」の配送サービスを利用しており、中国の30都市で1時間以内の商品配達が可能となっている。

今年7月には、京東集団とウォルマートはパートナーシップの強化を共同発表し、双方のユーザー・在庫情報・店舗情報を共通化し、オンラインとオフラインの融合を加速させることを目指している。

8月には、オンラインとオフラインを連動させた2018年大型ショッピングフェスティバル「88セール」を共同で開催した。

共同出資について、ウォルマートの中国総裁兼主席執行官 陳文淵氏は「我々と優秀なパートナーとの緊密な提携は、店舗のデジタル化・技術応用を加速化させ、顧客のためにより簡単でより便利なショッピング体験を創り出していきます。「達達-京東到家」の提携で、今後はより良いO2O体験をもたらすでしょう」と話している。

「達達-京東到家」は2016年4月に、京東集団傘下の「O2O配送業務」を行う子会社「京東到家」と、中国のクラウドソーシング物流プラットフォームである「達達」との合併で設立した物流配送会社。

クラウドソーシング物流プラットフォームでは、「達達」のブランドを引き続き使用することで、誰でも「配送員」として登録ができ、登録者の空いている時間に自分のエリアで配送をすることができる。

このシステムを利用することで、99%のオーダーは60分以内で配達をすることが可能になり、現在「達達」は中国の400以上の都市をカバーしており、120万社以上の企業と5000万人を超えるユーザーにサービスを提供している。1日の最大受注数は1000万件を超えている。

O2Oプラットフォームでは「京東到家」のブランドを使用し、オフラインの実店舗との提携により、生鮮食品・日用百貨などの商品を2時間以内に同じエリア内の消費者に送り届けることができる。

現在「京東到家」は、北京、上海、広州等40の主要都市をカバーし、登録ユーザーは5000万人を超え、月間アクティブユーザー数は2000万以上となっている。また、1日の最大受注数は100万件を超えている。

なお、京東は中国国内における「小売業者No.1」「物流網No.1」という強みを活かし、積極的なイノベーションを継続させながら、「ボーダーレスリテール」の実現に向けて技術発展を目指している。

「ボーダーレスリテール」は、京東が提唱する、オンラインとオフライン(実店舗)、物流機能まで融合させたビジネスの総称。

消費者にいつでも・どこでも、オン・オフラインの境界線すらも越え快適に消費できる環境を提供する世界。

京東は「ボーダーレスリテール」を、小売業のあるべき姿と考え、そこに近づくためのサービスを提供していく。京東劉CEOはこの「ボーダーレスリテール」ついて、「シーンは無限、貨物に国境は無く、人と企業の間にも壁はない」と述べている。

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