三越伊勢丹HD/タイ・バンコク最大規模の不動産複合開発事業へ参画

2024年05月22日 12:15 / 海外

三越伊勢丹ホールディングスは5月21日、タイ最大級の企業グループであるTCCグループ傘下の大手不動産会社TCC Assets (Thailand) Company Limited(TCCアセッツ) 、さまざまな国で不動産商品・サービスの開発・所有・運営を担う多国籍企業であるFrasers Property Limited(フレイザーズ プロパティ)の子会社One Bangkok Company Limited(ワン バンコク カンパニー)と共同で、 バンコク中心部で最大の複合開発プロジェクトである「One Bangkok」のオフィス事業と小売事業に共同で参画すると発表した。4月5日に合弁契約を締結し、2024年5月17日にタイ・バンコクにて調印式を開催した。

<調印式>

「One Bangkok」は、総面積約17万3000m2(東京ドーム約3.7個分)、投資額約1200億バーツ(約5000億円)を超えるバンコク中心部最大の複合開発。バンコク中心部の主要幹線道路に位置し、急成長するバンコクの物流・交通網とも直結している「One Bangkok」は、近未来的なオフィス、回遊性のある商業施設、高級住宅、5つ星のホテル、ワールドクラスのライブ・エンターテイメント・アリーナ、芸術と文化の発信地、さらに、8000m2にわたる開放的な広場から構成されている。また、スマートシティであり、持続可能なインフラも完備。タイ初のLEED for Neighborhood Developmentの最高位プラチナ認証と、健康とウェルネスをサポートするWELL Building Standardの認証を目指している。

<One Bangkokのイメージ>

フィリピン・マニラの「MITSUKOSHI BGC」に次ぐ“まち化”戦略の第2弾として、「One Bangkok」においては、オフィス事業と小売事業の複合開発に参画する。オフィス事業については、「One Bangkok」に建設されるプレミアムグレードAオフィスタワーのうちの1棟「Tower4」に出資し、オフィス事業に参画。また、小売事業においても、ワン バンコク カンパニーとの合弁で、「One Bangkok」の商業施設のうちの1つ「Parade」の地下1階に、食品・飲食のカテゴリーに特化した「三越」暖簾のストアの出店を計画する。日本の百貨店として期待される「日本食」や「おもてなし」を軸に、タイ・バンコクのお客にも愛される店づくりを行う。

小売事業では、合弁会社「One Bangkok Mitsukoshi Company Limited」を4月19日に設立した。2024年中に、総面積4600m2で、飲食店、スーパーマーケットを含む食品小売事業を運営する予定だ。

<小売事業が入居する「Parade」(第1区)>

■三越伊勢丹の関連記事
三越伊勢丹HD/23年度インバウンド売上高が過去最高の1088億円

ニトリHD/タイの子会社を18億円増資

流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。

メルマガ無料登録はこちら

海外 最新記事

一覧

百貨店(デパート)に関する最新ニュース

一覧

経営戦略に関する最新ニュース

一覧

三越伊勢丹に関する最新ニュース

一覧

最新ニュース

一覧