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雪印メグミルク/2019年3月期、原材料・物流費増により営業益減

2018年05月10日 11:00 / 決算

雪印メグミルクが5月10日に発表した2018年3月期通期の連結決算は、売上高5961億5800万円(前期比1.4%増)、営業利益193億6300万円(3.3%増)、経常利益209億9600万円(3.6%増)、純利益133億8600万円(3.1%増)となった。

<西尾啓治社長>
西尾啓治社長

健康ブームや家飲み需要の追い風を受け、家庭用チーズの販売が好調に推移した。

また、ガセリ菌SP株ヨーグルトシリーズが引き続き伸びている。ドリンクタイプの京都工場の生産ライン追加、プレーン味のカップタイプの特定保健用食品(トクホ)化により、高付加価値商品の販売が伸び売上、利益ともに増加した。

2019年3月期通期の連結決算は、売上高6050億円(1.5%増)、営業利益190億円(1.9%減)、経常利益200億円(4.7%減)、純利益135億円(0.9%増)を予想している。

ガセリ菌SP株ヨーグルトシリーズ5品は、2018年3月期比1.5倍の売上を目指す。好調なヨーグルト類の売上増、チーズ類の今年5月1日に実施した値上げにより、原材料費・物流費の高騰をカバーする見込み。

同日行われた決算記者会見で、西尾啓治社長は「チーズ、高付加価値ヨーグルトなどの販売が伸びている。ただ、乳価、物流費の上昇により、2019年3月期は営業利益・経常利益ともに減益となると予想している」と話した。

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