NEC、マクロミル/AI×生活者データで企業をサポートする新サービス
2019年01月28日 12:50 / IT・システム
NECとマクロミルは1月から、マーケティング活動の高度化を実現するAI分析サービスの提供を開始する。
NECが提供するデータ分析プロセスをAIによって自動化するソフトウェア「dotData」を用いて、マクロミルが保有する多様な生活者起点のデータ(年齢などの属性情報、購買履歴、アクセスログなど)を分析し、企業の希望する「顧客に特徴的な属性や行動特性」などを明らかにする新サービス。
サービスの活用により、企業は自社で、データ収集・蓄積、分析ツールの導入、分析専門人材の確保などをしなくてはならないという課題を解決できると共に、属人的な分析からの脱却、そして複数種類の大量データを同時に分析することが可能となる。
分析者の事前仮説がなくても、有効な特徴が自動で抽出されることで、これまで予測もつかなかった新たな特徴を発見することができる。
購買履歴のような全集計パターンを網羅的に実施することが困難なデータからも、自動で有効な特徴を抽出することが可能だという。
近年、生活者の行動が多様化・個別化し、企業にとってより深く、生活者を理解することが重要となっている。
生活者の性別・年齢だけではなく、価値観や購買行動、Web上の回遊行動など、さまざまなデータから多角的に生活者を捉えるニーズが各企業で高まっている。
一方、マーケティングに活用される各種データの分析業務は、分析者独自のノウハウに依存して行われてきたため、分析者の仮説を超えた新しい視点の発見や、大量データから有効なデータを効率的に抽出することが困難といわれている。
刻々と変化していく市場を捉え、マーケティングに必要なデータを適切に整備・準備するためには、コストや時間がかかることが課題となっていた。
両社は、生活者データの利活用領域における協業を2018年4月から開始し、先進的な企業に向けたマーケティングソリューションの共同開発を行ってきた。今回の取り組みは、その第1弾となる。
今後、両社は本協業を通じ、深く消費傾向や価値観を反映したマーケティング活動に役立つデータ/分析価値を企業へ提供することで、生活者が個々人にフィットした価値や豊かさを追求・享受できる社会の実現を目指す。
なお、新サービスは先行して複数社へ2018年12月から提供を開始している。
■dotData
https://jpn.nec.com/solution/dotdata/
■問い合わせ先
NECコーポレートインキュベーション本部
info@mnd.jp.nec.com
マクロミル事業企画本部
dotData@macromill.com
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