セブン、ファミマ、ローソン/「惣菜タイムセール」でワールドカップの家呑みに対応
2018年06月25日 15:20 / 販促
セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンは6月に、夕方からタイムセールで惣菜を割引するセールを実施している。
大手コンビニチェーンが、同一カテゴリーの商品で、同時期にタイムセールを行うのは珍しい取り組み。
セブン-イレブンは6月19日~30日、16時~24時限定で、対象の惣菜がが30円引きとなる「夜セブン」を実施している。
ファミリーマートは6月19日~25日、16時~24時59分限定で、「お母さん食堂」の惣菜を対象に20円引き(ファミマTカード会員は30円引き)となる「ファミマの夜割」を展開した。
ローソンは6月1日から、平日の16時~21時59分に、コロッケ・メンチを2個購入すると20円引き、でか焼き鳥各種を2個購入すると20円引きとなるタイムセールを実施している。
最大手のセブン-イレブンは、2017年3月から、お客の行動が変化する時期に合わせた新しい販促として、時間帯別セールを導入している。
広報部によると、「今回は、ワールドカップ開催などスポーツイベントに合わせて、自宅で家飲みする人が増えることに対応して、惣菜を対象とした夜のタイムセールを実施した。ビールやリキュールと一緒に惣菜を購入するお客様も多いため、酒類売場でも夜セブンの告知を行っている」とセールの狙いを説明する。
<ファミマの夜割の告知>
出典:ファミリーマートホームページ
ファミリーマートは、お客の買いものシーンに合わせて時間限定でお買い得価格となる「ファミマの夜割」を2008年10月から実施している。
広報部によると、「自宅のスポーツ観戦の機会が増える時期に合わせ、お母さん食堂の惣菜を対象としたタイムセールを実施した。惣菜とお酒を一緒に購入する人も多く、金額ベースで惣菜は1.5倍から1.6倍、お酒は10%増という実績をあげている」とセールの効果を解説した。
お母さん食堂は、少子高齢化や女性の社会進出、共働き世帯の増加、単身世帯の増加など環境の変化を背景に開発しており、セールをきっかけに、お母さん食堂の認知度も拡大したいという。
ローソンは、「夕方特割」に先駆けて、3月9日から5月25日まで、毎週金16時~21時59分にコロッケ・メンチ各種とでか焼鳥各種が20%引きとなるセールを実施していた。
対象商品の売上が好調なため、6月から平日の16時~21時59分に、コロッケ・メンチを2個購入すると20円引き、でか焼き鳥各種を2個購入すると20円引きとなるタイムセールを実施している。
なお、セブン-イレブンが実施したタイムセールの第1弾は2017年3月8日~31日に早朝の時間帯に実施した「朝セブン」で、夜の時間帯に実施する「夜セブン」は2017年9月15日~30日に第2弾として、実施した。
「夜セブン」は、これまで、おでん、中華まん、グラタン、ドリア、揚げ物、フランクなどを対象に実施しており、今回で7回目だという。
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