ビックカメラ/目標年商100億円、東武船橋店に女性が入りやすい家電店
2017年11月16日 14:00 / 店舗レポート
ビックカメラは11月16日、船橋駅北口直結の「東武百貨店船橋店」2階・3階に「ビックカメラ船橋東武店」をオープンする。
同時に、船橋駅南口には駅ビル「船橋FACE」4階に「ビックカメラ船橋駅前店」を展開しており、東武百貨店への出店に伴い、店舗名を「ビックカメラ船橋駅FACE店」に変更し、リニューアルオープンする。
店舗面積は船橋東武店約4200m2、船橋駅FACE店約1500m2、合計5700m2で、目標年商は2店合計で100億円とした。
船橋駅前では、2店合計で店舗面積が約3.8倍に拡大し、店舗面積約5300m2の池袋本店に匹敵する規模となる。
取扱い商品は、生活家電、美容家電、フィットネス用品、おもちゃ、ゲーム、カメラ、パソコン、テレビ、オーディオ、スマートフォン、トラベル用品、自転車、メガネ、リフォームなど、ほぼフルラインナップを展開する。
船橋東武店の和歌山大店長は、「ビックカメラの来店客は70~80%が男性客だが、東武百貨店の来店客は80%が女性となっている。百貨店に出店することで、ビックカメラが取り込めていない新たな客層を開拓したい」と出店の狙いを解説した。
東武百貨店船橋店は2003年に大型改装を実施し、2階~4階までを婦人服フロアとして展開していたが、アパレル不振など市場環境の変化に合わせて、ビックカメラが出店することになった。
女性客が多い百貨店への立地を意識し、女性が入りやすい新しい家電店を目指した。
店舗入口のすぐそばには、女性を中心にニーズが高いビューティーグッズやフィットネス用品、くすり・日用雑貨などの女性が気になる商品やおもちゃを配置した。
船橋駅北口には、ドラッグストアがないことに着目し、医薬品、洗剤、シャンプーなどの日用雑貨や化粧品売場を全面に打ち出した。
東武百貨店との住み分けを図るため、化粧品はセルフ販売のバラエティ化粧品を展開する。
百貨店が販売する酒、時計、文房具は、品そろえの重複をさけるため、船橋駅FACE店で販売する。
女性の関心が高いビューティー家電は、化粧品売場に隣接して配置した。
プロモーションコーナーでは、美容家電と化粧品、フィットネス用品とサプリメントなど、ジャンルを超えたビューティーグッズを提案するディスプレイを導入した。
「体感・体験」できるビックカメラを一つのテーマとして、最新家電を中心に体験コーナーを多数配置した。
東武線アーバンパークライン連絡口付近には、フィットネス用品、ゴルフ用品、自転車を展開する。
非家電商品を前面に打ち出すことで、家電を購入しなくても気軽に利用できる店舗を訴求する。
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