イオン/5月はトップバリュなど好調もイオンリテール既存店0.5%減
2024年06月10日 16:58 / 月次
イオンが発表した5月度の主な連結各社の月次売上高によると、既存店売上高(前年同期比)は、総合スーパーのイオンリテール0.5%減、イオン北海道1.2%増、イオン九州1.1%増となった。
また、スーパーマーケットのマックスバリュ東海0.4%増、フジ0.2%減、いなげや0.4%増だった。ミニストップは0.7%増、コックス11.7%減、ジーフット0.5%減、キャンドゥ4.4%増となっている。
<主な連結各社の5月売上高前期比伸び率一覧>
業態 | 社名 | 前年同期比 | |
全店 | 既存店 | ||
GMS | イオンリテール | 0.3%減 | 0.5%減 |
イオン北海道 | 2.6%増 | 1.2%増 | |
イオン九州 | 1.4%増 | 1.1%増 | |
SM | マックスバリュ東海 | 1.5%増 | 0.4%増 |
フジ | 0.9%減 | 0.2%減 | |
いなげや | 0.2%減 | 0.4%増 | |
CVS 専門店 |
ミニストップ | 1.0%増 | 0.7%増 |
コックス | 8.2%減 | 11.7%減 | |
ジーフット | 9.5%減 | 0.5%減 | |
キャンドゥ | 5.8%増 | 4.4%増 |
5月は、全国的に気温が高く、行楽日和が続き、増加する旅行や外出機会に合わせて、幅広い年齢層が楽しめるイベントや家族向けのごちそうメニューの品ぞろえを強化した。
イオンリテールでは、ゴールデンウィーク期間中、家族で楽しめるバーベキューや焼肉、手巻き寿司などの多彩なメニューを展開。月後半には「生活応援特価」のお値打ち商品やトップバリュを充実させた。農産、水産、畜産、グロサリー、デリカ部門の売上が順調に推移し、食品売上高は21カ月連続で前年実績を上回っている。
特に、テレビ番組で紹介されたトップバリュは、取り上げられた10品目が週間で高い販売実績を記録したほか、全体の売上も伸長。訪日客や外出需要に対応した化粧品や調剤の売上も好調で、ヘルス&ビューティケアの売上高は27カ月連続で前年を超えた。
スーパーマーケット事業の主要企業10社の既存店客数が2カ月連続、売上高は15カ月連続で前年実績を上回った。ゴールデンウィークには地域商品を使用したごちそうメニューを強化し、トップバリュや冷凍総菜も拡充。フジは移動スーパーを新たなエリアへ展開し、マックスバリュ東海は2店舗をリニューアルして店内加工品やレトルト商品、冷凍食品や地域商品を増やしている。
ミニストップは「でか増しフェア」が好評で、既存店の売上、客数ともに前年実績越え。さらに5月20日、ファストフードと食品スーパー型の品ぞろえを実現したNewコンボストア第2フェーズのフラッグシップ店舗を東京・神田に開店した。
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