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アートチャイルドケア/乳幼児の児童発達支援事業、埼玉県朝霞市に1号店

2016年06月28日 12:10 / 店舗経営

アート引越センターを中心としたアートグループの保育事業、アートチャイルドケアは7月1日、これまでの保育事業での経験を活かして、新事業として発達に気がかりな点がある就学前の乳幼児を対象に児童発達支援事業を開始する。

<アートチャイルドケアSEDスクール朝霞台の店内>
アートチャイルドケアSEDスクール朝霞台の店内

専門の療育教室「アートチャイルドケア SEDスクール」を全国で展開していく予定で、第1号の教室「アートチャイルドケア SED スクール朝霞台」を埼玉県朝霞市に開設する。

<感覚調整遊具>
感覚調整遊具

施設には保育士や療法士、福祉士らが在籍し、睡眠リズムを安定させる手法など専門家と連携した独自の療育プログラムで、落ち着きがない、集中力がないといった発達に課題がある1歳半から小学校入学前までの乳幼児を対象に、早期の対処を目指す。

アートグループでは、2005年に保育事業に参入し、現在では180か所の保育所を運営し、6000名を超える乳幼児を預かり、一人一人の個性を大切にし、生きる力を育てる保育を実施している。

2012年の法改正により児童発達支援が児童福祉法で一元的に管轄されるようになり、多くの事業者が所謂「放課後等デイサービス」を中心として児童発達支援に取り組んでいるすが、療育を目的とした児童発達支援事業を専門に多拠点展開をしている事業者は少ないのが現状という。

このため、発達に課題のある乳幼児の中で、専門施設を利用できている方の比率は低く、このような施設への社会的要請は高まっていた。

新たにスタートする「アートチャイルドケア SED スクール」では、対象児が将来に亘る社会生活の中で、その子を取り巻く様々な環境に適合しながら、その子の持つ個性を発揮し、周囲から自身が認められる自尊感情を高める事を目指す。

併せて、対象児の保護者に対しても不安を取り去り、冷静に今後の育ちを見守る手助けを行う。

全ての対象児に睡眠調査分析(初回無料)とアドバイスを実施すると同時に、感覚調整遊具を使用した「感覚・運動リズム」の調整・確立を行う。

これらの土台をベースとして、対象児の一人一人の現状に合わせて、「人との係り方」や「集中力を付ける」等の応用力を身につけるために必要な方法を、療育方法を限定せず、個別・グループの係りを組み合わせて実施していく。

SEDスクールには児童発達支援管理責任者のほか保育士や音楽・作業等の療法士、福祉士らを配置するとともに、アートチャイルドケアの顧問である、三池輝久・熊本大名誉教授や小西行郎・日本赤ちゃん学会理事長ら乳幼児の睡眠問題や子供の発達問題を専門する小児科医の指導を仰ぎながら運営を行っていく。

今後、第2号教室を奈良県奈良市近鉄学園前駅前に10月開設予定で、今年度中に札幌、川崎、大阪等で開設を検討中。

5年後に首都圏、関西圏、中部圏その他中核都市で50か所程度開設を目標としている。

■アートチャイルドケア
SED事業部
TEL:03-5461-0123
acc-sed@the0123child.com

■アートチャイルドケア SED スクール朝霞台の概要
場所:埼玉県朝霞市浜崎1-3-10 AX-1ビル
東武東上線朝霞台駅、武蔵野線北朝霞駅徒歩2分
登録定員:50~60名
利用方法:行政による受給者証の発給を受けたお子様が対象

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