ヤオコーは3月22日、埼玉県久喜市に新旗艦店として「ヤオコー久喜菖蒲店」をオープンした。
ミールソリューション(食の問題解決)と価格コンシャス(価格訴求)強化の「川越的場店」に続く、「未来の旗艦店に向けたモデル」となる「久喜菖蒲店」の生鮮食品売場について、写真を中心に紹介する。
<精肉部門ではジッパー付き大容量パックを初導入>

久喜菖蒲店では、子育て世代のファミリー層の取り込みを一つのテーマに掲げており、はじめてジッパー付きの大容量パックを導入した。
精肉部門の商品として鮮度にこだわった素材系の冷凍食品を訴求する。
<牛肉では希少部位も訴求>

焼肉コーナーでは、主力の樺姫牛のほか、希少部位や焼肉もう一品の商品を深化させ、選ぶ楽しさを感じられる売場を目指した。ミールキットやレンジ de シリーズを充実させたJITAN売場も設けた。
<豊洲市場で仕入れた丸魚を販売>

鮮魚は、豊洲市場を活用し、鮮度や旬を感じやすい近海魚を常時20魚種、切身を12魚種と、品質・価格で圧倒的な選べる品ぞろえをした。
サーモンは、美味しく価値ある商品を提案するために、鮮度の良いカナダ産生アトランティックサーモンを主力商品としてコーナー化を図った。
<切身を豊富に展開>

干物は、小田原ダイナシティ店に続き、干物専門店「山安」のこだわりの商品を冷蔵・冷凍で種類豊富に用意した。
<山安の干物を平オープン冷蔵ケースで訴求>

青果は、季節感・鮮度感・グレード感・安さ感を実感できる売場づくりを目指した。
<地元野菜コーナー>

地元野菜コーナーでは、JA 南彩の優良農家さんと取引を強化し、サラダコーナーでは、主力インストアパックサラダ2品を新規導入するなど、採れたて・でき立ての商品を品ぞろえした。
<季節商品のタケノコも平台で訴求>

バナナ売場では、主力の陽当りバナナを豊富に品ぞろえし、カラーチャートを用いることでお客の好みの熟度のバナナを提案する。
<バナナは食べ頃までをカラーチャートで解説>

カット野菜の中に、野菜やスープ、たれをセットにしメニュー提案をするオリジナルキット商材「Jitan」も導入。盛りつけるだけ、炒めるだけなど時短料理に対応した商品を訴求する。
<カット野菜とともにメニューを提案するキット商材を展開>

「6品目の野菜を使ったチリソース炒めセット」「8品目の野菜を使った黒酢炒めセット」「7品目の野菜を使ったちゃんぽん炒めセット」(各税別178円)を訴求する。
<Jitanコーナー>

惣菜は、鶏唐揚を名物商品として打ち出し、米飯商品を豊富に品そろえすることで、おかずやランチニーズに対応する。
<惣菜コーナー>

自社製和惣菜コーナーでは、従来からの調味料へのこだわり・合成添加物不使用へのこだわりを打ち出し、美味しさとともにお客さまに安心・安全を伝える。
<米飯商品>

寿司は、質の高い国産本鮪、粕酢比率アップで糖度低減のオリジナル合わせ酢、豊洲市場を活用したネタを使用するなど、原料にこだわった握り寿司を提供する。
<寿司コーナー>

健康に着目し、糖質25%カットの低糖質な雑穀シャリを使用したプレートメニューを中心にコーナー展開する。
<クロワッサン売場>

インストアベーカリーは、焼きたてでライブ感のある売場の実現を目指す。エッツオ・マリナート氏の指導で作り上げた、イタリア製法のこだわり生地を使用したピザや、クロワッサンやロールパンなどを中心に食事パンを強化し、焼きたて販売・豊富な品ぞろえを提供する。
<焼きたてピザコーナー>

子育て世代のお客向けにミニテーブルロールパン、ミニメロンパンなどの家族でシェアする大量目商品を充実させる。
■ヤオコー/ヨークマート・ロピアと接近戦、新旗艦店「久喜菖蒲店」
https://www.ryutsuu.biz/report/l032245.html
■ヤオコー/写真で見る「久喜菖蒲店」吊り下げPOP・床表示で売場演出
https://www.ryutsuu.biz/store/l032845.html